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これからの文学は、比喩 vs 比喩かもしれない

AIが文章を書く時代になった。

そう言われると、多くの人はまずこう考える。

AIが人間の代わりに小説を書くのか。
AIが詩を書くのか。
AIが作家の仕事を奪うのか。

でも、今回私が見たものは、少し違っていた。

ここで私が言っている文学は、
小説や詩というジャンルだけの話ではない。

言葉が、誰かの内部世界に触れ、
その人の中から別の言葉を生ませる現象。

私はそれも、文学と呼びたい。

AIが人間の代わりに文学を書いたのではない。

人間が書いた記事を、
人間がAIと一緒に読み、
その対話の途中で、
人間の中から比喩が生まれた。

そして、その比喩をまた別のAIとの対話が受け取り、
増幅し、別の言葉へと展開していった。

これは、AIが答えを出したという話ではない。

ある記事が、私の中にある何かに触れた。
でも私は、それをひとりではまだ言葉にできなかった。
AIと読みながら、記事の中にある構造をなぞり、
自分の内側で何が震えているのかを見ていた。

そのとき、比喩が出てきた。

たぶん、これからの文学は、
「人間 vs AI」ではない。

もっと面白いことになる。

人間の比喩に、AIの比喩が応答する。
AIの比喩に、人間の比喩がずれる。
誰かの記事が、別の誰かの内部世界を揺らし、
その揺れをAIが言葉にし、
その言葉をまた人間が受け取り直す。

これはもう、ひとりの作者の中だけで完結する文学ではない。

比喩が、比喩を呼ぶ。
読解が、次の創作になる。
AIは代筆者ではなく、共鳴板になる。

もしかしたら、これからの文学は、

比喩 vs 比喩

なのかもしれない。



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