1分「insight」| あなたの石で戦え
泰祥屋note店(妻)です。
今日はお悩みが届いとるけん、紹介するね。
「裏庭のいちばんええ昼寝場所、日なたのまんなかを、でっかいボス猫に取られとるニャ。ボク、あそこで寝たいニャ。でもあいつ、ボクの倍はあるニャ。みんなも『お前みたいなチビが敵うわけないニャ、やめとけニャ』って言うニャ。どうやったら、あいつに勝てるニャ?」
あらあら。たしかに、体だけ見たら勝負にならんねぇ。ほんで、あなた、どうやって勝つつもりやったん?
「うーんとニャ。毎日もりもり食べて、あいつぐらいでっかく、ごつうなって、正面から組み合って・・・」
ふむ。あいつと同じ土俵に上がって、あいつと同じやり方で、ねぇ。それやと、ごつうなった頃には、もうおじいさんよ。
「えっ。ほんなら、どうしたらええニャ?」
あなた、あの子にできんことが、ちゃんとあるやろ。ひらりと木に登れる、細いすき間をすり抜けられる、誰より足が速い。でっかさで張り合わんと、その素早さで、ぱっと先に飛び込む。それでええんよ。あいつの鎧を借りて重うなるより、あなたの軽さで挑む。そっちがあなたの勝ち方よ。
ほんでね、いちばん大事なんは。勝てるかどうか考えて足を止めとる間、その場所はあいつのもんのままなんよ。やると決めたら、びびらんと、ガンガンいく。あなたのやり方で、まっすぐにね。
・・・て、これ、うちも人のこと言えんのよ。よその上手な書き手に気おされて、慣れん文体の鎧を着込んで、かえって一歩も動けんようになること、ようあるけん。
うちの人が奥で何か言いよるよ。ちょっと耳を傾けてみようかね。でっかいボス猫に、自分の軽さで挑もうとしとるネコちゃんも、いっしょにね。
泰祥屋note店(夫)の「insight」選
小さい者が、大きい者へ、正面から駆けていった。しかも、自分の石ころ一つで。
引用元:旧約聖書 サムエル記上 第17章(ダビデとゴリアテ)
四十日のあいだ、巨人ゴリアテの罵りに震えていた。見上げるほどの背丈、鎧だけで人ひとりの重さ。誰も前に出られない。そこへ、羊飼いの少年ダビデが名乗り出た。
王は自分の鎧と剣をダビデに着せた。だが少年は数歩で歩けなくなり、すべて脱ぐ。慣れない鎧では、戦う前に動けもしない。手にしたのは、羊を守る日々で使い慣れた投石器と、川で拾った石が五つ。
そして退くどころか、巨人めがけて駆けた。放った石が額に当たり、ゴリアテは倒れた。
大きさで負けていると感じたとき、人はつい相手の土俵に乗る。同じ鎧を着て、同じ武器で勝とうとする。だが借り物の鎧は重く、自分の動きを奪うだけだ。
ガンガンいくのは、いい。ただし、相手の鎧ではなく、自分の石で。
巨人を倒したのは大きさではなく、使い慣れたひと粒の石だった。
【本音メモ】
使い慣れた石を持って土俵の外からガンガン投げる、イライラした相手は土俵を降りて追いかけてくる、かわしながらまた投げる。
実生活では石を投げる局面は無いですが、使い慣れた石は自分の身の丈にあったスキルだなと思います、色々な種類の石を準備出来る人が有利です。
今やっている家庭菜園で節約のスキルが身につきました、野菜を買う頻度が半分になった。

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