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子ども3人にお金の話をしてきた記録|シングルパパが実践する家庭内マネー教育

はじめに|子どもに「うちはお金ないの?」と聞かれた日

その質問は、突然やってきた。

スーパーで上の子(当時小学3年生)が、棚のお菓子を手に取りながら言った。

「ねえ、うちってお金ないの?」

胸に刺さった。

「なんでそう思うの?」と聞くと、「友達が○○(ゲーム)持ってて、なんで自分は持ってないのかなって」と言った。

その場では「今は買えないけど、考えておくね」とごまかした。

家に帰って子どもが寝た後、ずっとその言葉が頭から離れなかった。

「うちはお金ないの?」という問いに、私はちゃんと答えられていない。

お金のことを子どもに話すのを、ずっと避けていた。

「子どもには関係ない」「不安にさせたくない」「どう説明すればいいかわからない」——そういう理由で、お金の話を家庭から遠ざけていた。

でもその夜、気づいた。

子どもにお金の話をしないことは、「お金を怖いもの」として育てることかもしれない。

この記事では、シングルファザーが子ども3人に「お金の話」をしてきた記録を書く。

試行錯誤の連続だった。うまくいったこと、失敗したこともある。でも今は、子どもたちがお金について自分で考えられるようになってきている。

有料部分には、年齢別の進め方ガイド・お小遣い設計テンプレート・家計の見える化シート・会話のきっかけシナリオ10パターンをコピー用で入れた。


第1章|お金の話を避けていた理由

「お金の話は子どもにはまだ早い」という思い込み

シングルになる前から、家庭でお金の話をする習慣はなかった。

「子どもには無関係」「親が管理すればいい」「不安にさせたくない」——これが私の考えだった。

でも離婚して一人で3人を育てるようになってから、この考えが変わってきた。

毎月の収支をギリギリでこなしながら、子どもたちが「あれ買って」「友達は持ってる」と言うたびに、うまく答えられない自分がいた。

「今は無理」と言うと「なんで?」と聞かれる。「なんとなく」では答えられない。でもどう説明すればいいかわからない。

その「答えられない状態」が続いていた。


お金の話を避けると何が起きるか

お金の話を避け続けた結果、いくつかのことが起きていた。

起きたこと1:子どもが「お金のことはパパに聞いてはいけない」と思い始めた

上の子が、欲しいものを友達に話すのに、私には言わなくなってきた時期があった。「言っても買えないから」という空気を読んでいたのかもしれない。

起きたこと2:お金の感覚が育たなかった

「100円がどれくらいの価値か」「1,000円でどれくらい生活できるか」という感覚が、子どもたちに全くなかった。お小遣いをもらったら即座に使い切る、という行動が続いていた。

起きたこと3:私自身が「お金で子どもに申し訳ない」という罪悪感を持ち続けた

「もっと稼げていたら」「余裕があれば」——お金の話を避けることで、そのプレッシャーを独りで抱え込んでいた。


第2章|きっかけは「お小遣い帳をつけてみた」という提案

子どもからの提案だった

転機になったのは、上の子(当時小学4年生)が学校でお金の授業を受けてきた日だった。

「学校で家計簿みたいなの作ったよ。うちでもやってみたい」

そう言ってきた。

「うちの家計をそのまま見せるのは難しいけど、自分のお小遣いのお金ならつけてみようか」

そう提案した。

それが、家庭内マネー教育の始まりだった。


お小遣い帳を始めた1ヶ月の変化

お小遣い帳をつけ始めて1ヶ月後、上の子に変化が現れた。

「パパ、これ買うの、もう少し待とうかな」

コンビニで欲しいお菓子を手に取った後、自分でそう言った。

「なんで?」と聞くと「来月○○(ゲームの追加コンテンツ)が出るから、それ買いたくて」と言った。

「将来のために今を我慢する」という感覚が、自然に生まれていた。

お小遣い帳をつけるだけで、消費の行動が変わった。

その変化を見て、「もっとお金の話をしてもいいかもしれない」と思い始めた。


第3章|「お金の話」を家庭に持ち込んだ試行錯誤

最初の失敗:「うちの家計を全部見せた」

子どもにお金の話をしようと思って、最初に試みたのが「家計の全部を見せること」だった。

毎月の収入・支出・貯金額を、紙に書いて食卓で話した。

失敗した。

上の子は「パパって毎月こんなに使ってるの?大丈夫なの?」と心配した顔をした。

真ん中の子は「○○(ゲーム)が毎月2万円近くするの?」と全然関係ないところに反応した。

下の子(当時3歳)は「ご飯食べたい」と言って食卓を離れた。

子どもに合わない「お金の見せ方」をしてしまった。

全部を開示することが「正しいお金教育」ではない。年齢・理解度・目的に合った見せ方が必要だと学んだ。


うまくいった「お金の話の始め方」

試行錯誤の中で、うまくいったパターンが見つかった。

パターン1:「体験」から始める

「これ、いくらだと思う?」とスーパーで聞く。

「これを作るのに、パパが何時間働いた分のお金か計算してみよう」

「このランドセル、何ヶ月分のお小遣いと同じかな?」

体験・比較・計算を通じると、子どもが自然にお金の感覚を身につけていく。

パターン2:「選択肢を与える」

「今月は○○か○○、どちらかならできるけど、どっちがいい?」

「ゲームを買ったら、今月の外食はやめる。それでもいい?」

「全部は無理」と言うより、「選択肢を示して一緒に決める」方が、子どもが納得する。

パターン3:「失敗させる」

お小遣いを全部使い切ったとき、「もっとほしい」と言ってきた。

「今月はもうないよ」と言って、そのままにした。

翌月、少し考えてから使うようになった。

失敗の経験が、何より良い教材になった。


第4章|子どもたちの変化

上の子(現在:小学6年生)の変化

お小遣い帳を2年間続けた上の子は、今では「貯める・使う・増やす」という概念を理解している。

先日、「パパ、投資って何?学校で習ったけどよくわからなかった」と聞いてきた。

「お金がお金を稼ぐ仕組みだよ。100円を銀行に預けておくと、少しだけ増えて帰ってくる感じ」と説明した。

「じゃあ、お小遣いを全部使わないで預けておいたら増えるの?」

「そうなるね。ただ、どこに預けるかで増え方が違うけど」

その後、「来年から500円分だけ積み立て投資してみたい」と言い出した。

小学生が「投資をしてみたい」と言い出す。これがお金教育の成果だと思った。


真ん中の子(現在:小学3年生)の変化

真ん中の子は、お金の管理より「稼ぐこと」に興味を持ち始めた。

「パパ、副業ってどうやってやるの?」と聞いてきた。

「パパはnoteにいろんな話を書いて、それを読みたい人がお金を払って読んでくれているんだ」

「じゃあ、僕が絵を描いてnoteで売ったらお金になる?」

「なるかもしれない。でもまず学校でしっかり勉強して、その絵を磨くことが先かな」

「じゃあ、絵がうまくなったらやってみる」

子どもが「お金を稼ぐことへの関心」を持つようになった。これは「お金は怖いもの」という認識と全く違う。


下の子(現在:保育園年長)の変化

下の子はまだ5歳だが、お金の「ゲーム的な感覚」を持ち始めている。

スーパーで「これとこれ、どっちが高い?」と聞くと、値段シールを見て答える。

「100円のお菓子と500円のおもちゃ、どっちが欲しい?」と聞くと、「100円のお菓子!だって5個分でしょ!」と答えた。

算数的な感覚とお金の感覚が少しずつ繋がってきている。


第5章|「お金を怖がらない子ども」に育てることの意味

お金は「道具」だと教えたい

お金教育の最終的な目的は何か、ずっと考えてきた。

「お金持ちになってほしい」ではない。

「お金に振り回されない人間になってほしい」だ。

お金を怖がって避ける人は、お金に支配される。お金を崇拝する人も、お金に支配される。

「お金は道具だ。うまく使えば豊かになれるし、使い方を誤れば苦しくなる」

この感覚を、子どもたちに持ってほしい。


シングルパパとして、お金教育で伝えたいこと

シングルパパとして子育てをしている私が、お金教育を通じて子どもたちに伝えたいことがある。

「一人でもなんとかなる」という経験値を持ってほしい。

私自身が、離婚して一人で3人を育てながら、お金の管理を学んで、副業を始めた。

苦しい時期もあったけれど、「工夫すればなんとかなる」と学んだ。

子どもたちにも、その感覚を持ってほしい。

お金に困ったとき、「どうしよう」ではなく「どうすればいいか考えよう」と思える子どもに育てたい。

それがシングルパパとして子どもに残せる、最大の財産かもしれない。


第6章|有料部分について

ここまでで、「お金教育の考え方と実体験」はお伝えした。

有料部分には「今日から使える道具」を全部入れた。

  • 年齢別(小学生低学年・高学年・中学生)お金教育の進め方ガイド

  • お小遣いの設計テンプレート(目的別・管理方法付き)

  • 子どもと一緒に使える「家計の見える化」シート

  • お金について子どもと話す「会話のきっかけ」シナリオ10パターン

  • お金教育で「してはいけないこと」チェックリスト

子どもの年齢・状況に合わせてコピーして使えるように設計した。


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