社長の“完璧主義”をAIが溶かしてくれる話
中小企業の社長ほど、細部にまで目が届きます。
小さな誤字、色味の差、言い回しの温度差〜どれも気になってしまい、資料やメールの最終版がなかなか確定しない。
気づけば夜更けとなり、意思決定のエネルギーは削られまくってますので、翌日の勝負所で集中力が落ちる。
完全に負のスパイラル。
実は、完璧主義のコストは「遅延」と「疲弊」に現れます。
そこでAIの出番です。
私が提案するのは、作業を「粗く始めて、短く何度も直す」やり方に変えること。
まずAI(ChatGPT、Gemini、claude、Google AI Studio等)にアウトラインを頼み、段落ごとの要点と論旨の流れを15分で作る。
次に、その骨子へ自社の数字や例を流し込み、最後に全体のトーンチューニングを自分で仕上げる。
たったこれだけで、“空白”の恐怖が消え、修正は「足し算」ではなく「引き算」中心になります。
大切なのは、完璧を一発で狙わないと決めること。
初稿をAI、第二稿を自分、第三稿をAIの校正、最終稿を自分。
この短い往復が、品質とスピードの両立を生みます。

私はこの方式に変えてから、資料の締切前の緊張が消え、意思決定に集中できるようになりました。
完璧主義は悪ではありません。
ただし優先順位を誤ると、事業成長は遅れます。
AIがつくる「最初の6割」を受け入れる勇気こそ、社長の器を広げる一歩です。
結果として、あなたはもっと重要な不完全さ(たとえば市場の不確実性や生身の感覚)に、大胆に挑めるようになるのです。
「最初の6割」を受け入れる勇気、これって社員さんへの対応にも生かされて来るかもしれませんね。
