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おとぎ話診療所 毎週ショートショートnote


正直爺さん掘ったれば
大判小判がザクザクザックザク



おとぎ話診療所   【410字】

「なんだって?」
「ですから微熱とくしゃみと鼻詰まりです」
「うん、わかった。君は竹取症候群だね。薬を出しておくよ。はい、次の方」
「ちょっと先生、普通の風邪じゃないんですか?」
「だって君の腕、艶のある緑になってるだろ?」
「は!たしかに。このままほっといたらどうなるんですか?」
「そりゃ竹になるさ。竹になって、そこから女の子が出てくる。それで大きくなったら月に旅立つことになる」
「月に行けるんですか?」
「ああ、酸素がないからすぐに死にますよ」
「それは困るな」

「はい。次の方。どうしました」
「どうも背中がムズムズするんです」
「どれ、見ましょう。うん、これは鶴の恩返し病ですな。お薬を出しましょう」
「先生、それってどんな病気なんですか」
「君は鶴になってるんだよ。背中から羽根が生え始め、遂には全身羽根で覆われる。やむを得ず羽根を引っこ抜いて機を織ろうとするだろうね」
「で、どうなるんです?」
「丸裸になるんだよ。そういう病気だ」
     了


意地悪爺さんポチ借りて、裏の畑を掘ったれば
黒い油がドロドーロドロドロ♬



たらはかにさま
よろしくお願いいたします




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