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Voicy #214 初めての博多どんたく、四十肩つら ~ 続・あえて「居心地の悪い場所」に行くということ

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ゴーデンウィークはいかがお過ごしでしたか?

私は本を読んだりリフレクションしたり、家族でBBQしたりとゆっくり過ごしたのですが、一つ大きなイベントがありました。

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生まれて初めて、博多どんたくに参加したのです。

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福岡に住んで長いですがちゃんと見たことがなく…

うんと昔に母の観光に少しだけ付き合った際も面白さが分からず、ツアリスト向けイベントという思い込みがありました。

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なぜ出ることになったかというと「あえて居心地の悪い場所に行く」ということを自分に課しており

ラジオ Voicy #93 あえて「居心地の悪い場所」に行くということhttps://voicy.jp/channel/821343/6927986


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昼スナはありがたいことによく居心地のいい場所だと言っていただくのですが、それによって失っているものがあるかもしれない。エコーが響くカラオケルームでは自分の音程のズレに気づけなくなるように、好きなことや心地よいものばかりに囲まれる危うさに自覚的でいたい。

それで今回、昼スナのお客さんである成瀬穫美さんからのお誘いに、思いきってのってみました。

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お世話になったのは、福岡で活動されているビビムタ・チャンゴ教室。朝鮮半島の伝統的な打楽器の楽団で、その背後でプチェと呼ばれるボタンの花が描かれた大型の扇を持って踊るというのが私の役割でした。

毎週土曜日にある練習も、私はお店の営業と重なって参加できず、本番前の短期集中練習だけ参加しました。

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美しいチマチョゴリ。当日は晴天にも恵まれ、博多駅前の歩行者天国、山笠の拠点でもある櫛田神社、そして博多駅前の特設ステージ、この三回ステージに立たせていただきました。

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結果、思ってもいなかった気づきがいくつかありました。

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まず一つ目。チャングを三十年以上練習されている方たちの中に、私のようなものがポッと入っていいものだろうか、という不安。しかも、お国の民族衣装を着て踊ることが、文化の盗用にならないかと心配でした。

髪型などせめて見た目だけでもできるだけオーセンティックに再現しようと研究。(顔のキラキラは通常運転w)

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そしてもう一つ、一回目の歩行者天国のステージでは振り付けがあったのですが、二回目の櫛田神社と最後の博多駅前特設ステージはなかったのです。

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クラブなどで音楽に合わせて体を動かすことは平気ですが(もしかしたらお能を習っていたことも影響しているのか?)伝統芸能になった途端、フリースタイルで踊ることが非常に居心地悪く、リスペクトを欠いているような気になりました。

型にはめられるのが嫌だと思ってきたはずなのに、伝統というバイアスがかかるとこんなに不安になるとは。実は私は、ただ楽しむということが苦手なのかもしれない、頭でっかちなのかもしれない、と疑いを持ちました。

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このことをチャンゴ教室の主催者であるパク・カンス先生に御礼のメッセージをお送りした際に打ち明けてみました。先生はヘイトスピーチなどの人権講演も多数されている方なので、失礼があったのではないかというお詫びも兼ねた気持ちでした。

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するとパク先生からあたたかいお返事をいただきました。

「韓国の踊りは型よりも流れや呼吸が基礎になっています。扇の舞は見栄えが大事で、比較的踊りやすいものです。どんたくはお祭りであり、お祝い。様々な方たちとの出会いともなり、私たちにとって貴重な場となっています。もしよろしければ、ぜひまたご参加ください」と。

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肩の荷が下りる思いでした。

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今回ステージでご一緒したのは、在日韓国人の方、日本に帰化された方、日本人の方など、バックグラウンドも様々。拠点となったのが博多駅前にある在日本大韓民国民団福岡県地方本部という場所で、同胞の方たち向けのビジネス相談、相続相談、リーガルサービスなど様々な窓口があるということも知ることができました。

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ステージが終わってからの打ち上げで焼肉を食べながら、かつて経験された差別や職業選択の不自由さについて、率直にパーソナルに教えていただく時間もありました。皆さん本当に親切な方たちで、全部含めてありがたい時間だったなと、お肉を噛み締めながら幸せも噛み締めていました。

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どんたくに出るためバスで他県から駆けつけてきたグループ。晴天にバッチリ決まったお揃いの衣装。ひょっとこ、よさこい、ヒップホップダンスなど…思い思いのパフォーマンスを繰り広げる老若男女、それを笑顔で見守る市民の方たち。

なんかものすごく平和で、泣けてきました。

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東アジア内における国同士の緊張、ウクライナやイランの戦争で苦しい思いをしている方たちがいる時にも、こんな風に幸せを共有することができる。この国の平和を守らなければいけない、と強く思いました。

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ちなみに博多駅の特設ステージには夫も駆けつけてくれて、発表会に出る子供を見守るがごとくビデオを撮っては家族LINEグループに流してくれ…愛を感じましたw

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……といい話でまとめたいところですが、わたし3ヶ月から四十肩を発症しており、手は上がるものの角度によっては痛みがあるため(ゆっくりですが回復しています)大きな扇を持ってビル風を受けるのはめちゃくちゃきつかったです…  ㅤㅤ

写真を見ると私だけ不格好なものも多くあったのですが、お祭り効果か、そういう自分の老いみたいなものも素直に受け入れられる機会にもなりました。


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