コールセンター7年の現場知識でUQ割引を状況別に計算してみました
コールセンターで7年間、UQmobileに関する問い合わせに対応してきました。
1日30〜40人のユーザーと話してきた中で、乗り換えを検討している方から特に多かった相談があります。
「公式サイトを見ても、自分の場合いくら安くなるかがよくわからなくて」
割引の仕組みはなんとなくわかった。
でも、自分の家族構成や回線状況に当てはめると、具体的にいくらになるのかが計算できない。
この悩み、すごくよくわかります。
割引の種類が複数あって、適用条件もそれぞれ違います。
自分で調べようとすると、プランの料金表を確認して、割引額を調べて、組み合わせを考えて等時間がかかりますよね。
自分自身も大手キャリアから格安SIMに乗り換えるとき、料金を自分で計算するのに思った以上に時間がかかりました。
でも乗り換えた結果、毎月5,000円、年間6万円の節約になりました。
「もっと早くやればよかった」というのが率直な感想です。
この記事では、「一人暮らし・固定回線なし」「家族2人・光回線あり」「家族4人・auでんき利用」の3パターンで、実際の月額と節約額をシミュレーションしました。
自分に近いパターンを選ぶだけで、毎月いくら節約できるかが把握できます。
この記事を読むと、こう変わります。
・自分の家族構成と回線状況に当てはまるパターンを選ぶだけで、毎月の節約額が具体的な数字でわかる
・割引の選び方を間違えて損するパターンを、申し込み前に知って回避できる
・乗り換え前に確認すべき5つのポイントがわかり、申し込みに自信を持って進める
UQモバイルの割引は「3種類」で考えると整理できる
UQモバイルの割引、種類が多くて混乱しませんか。
公式サイトに「最大〇〇円割引」と書いてあっても、その全額が自分に使えるわけではありません。
でも、整理してみると割引のパターンは大きく3種類です。
この3種類を把握しておくだけで、「自分に使えるのはどれか」がずいぶん整理できます。
主要割引3種類と適用条件

割引の種類と、それぞれに必要な条件を整理します。
■ 自宅セット割
自宅のネット回線やauでんきと組み合わせることで受けられる割引です。
適用に必要なもの:
・光回線(インターネット+光電話)
・ケーブルテレビ(テレビ+インターネット、インターネット+電話など2サービスの利用が必要)
・WiMAX+5G
・auでんき
上記のいずれかを契約していると、UQモバイルの対象プランで割引が適用されます。
月最大1,100円の割引が適用されます。
■ 家族セット割
自宅セット割の適用対象のサービスを利用していない場合は、家族セット割を活用しましょう。
家族でUQモバイルを2回線以上まとめて使う場合に受けられる割引です。
1回線だけ乗り換えるより、家族みんなで乗り換えた方が1人あたりの節約額が大きくなります。
1回線あたり月550円の割引が適用されます。
■ au PAYカード支払い割
支払い方法をau PAYカードに設定することで受けられる割引です。
月220円の割引が適用されます。
割引は「重複できるもの」と「できないもの」がある

3種類の割引がわかったところで、次は「組み合わせ」の話です。
「3つ全部使えるの?」と思った方もいるかもしれません。
整理するとこうなります。
自宅セット割とau PAYカード支払い割引は、重複適用が可。
家族セット割とau PAYカード支払い割引も、併用できる。
ただし、自宅セット割と家族セット割は同一回線への重複適用ができません。
・自宅セット割対象の固定通信サービスや電気を契約している
→自宅セット割の申し込み
・自宅セット割の対象サービスを利用していない
→家族セット割の申し込み
「光回線もあるし、家族でまとめて乗り換えるし、両方使えるのでは」と思いがちですが、1回線に両方は適用されません。
割引シュミレーション(参考例)
パターン① 一人暮らし・固定回線なし

料金プラン:コミコミプランバリュー
支払い:auPAYカードを設定した場合
「一人暮らしで、自宅にネット回線は引いていない」
このパターンが、3つの中で最も割引が少ないケースです。
使える割引:
・自宅セット割 → 対象外(ネット回線がないため)
・家族セット割 → 対象外(1回線のため)
・au PAYカード支払い割引 → 適用可能
月額の計算:
・プラン: コミコミプランバリュー 3,828円
・au PAYカード支払い割 -220円
・月額合計: 3,608円
自宅セット割が使えないため、3つのパターンの中で月額は最も高くなります。
ただし、大手キャリアで月7,000〜8,000円程度を支払っている場合、毎月3,400〜4,400円ほどの節約になります。
年間にすると4〜5万円の差です。
このパターンで注意したいのは、「割引なしの月額が基本になる」という点です。
ただ、大手キャリアから乗り換えるだけでもプラン料金の差で節約になります。
もし毎月のデータ使用量が多くて、将来的に自宅のネット回線を入れることを考えているなら、パターン②のシミュレーションも参考にしてみてください。
自宅セット割が使えるようになった時点で、毎月の節約額がさらに増えます。
パターン② 家族2人・光回線あり(トクトクプラン2を使う場合)
「夫婦や親子など家族2人で乗り換えを考えていて、自宅セット割対象の光回線がある」
使える割引の候補:
・自宅セット割 → 適用可能(光回線あり)
・au PAYカード支払い割引 → 適用可能
自宅セット割と家族セット割は同一回線に重複適用できません。
そのため、最も節約になる組み合わせはこうなります。
・(自宅セット割を適用): トクトクプラン2 4,048円 - 自宅セット割1,100円 - au PAY220円 = 2,728円
2回線合計: 5,456円/月(1人あたり約2,728円)
大手キャリア2回線分の目安(例:14,000〜16,000円)と比較すると、毎月8,000〜10,000円ほどの節約になります。
年間で約10〜12万円の差です。
2人まとめて乗り換えると、1人あたりの節約額は1人だけ乗り換えるときより大きくなります。
「乗り換えたい」という話を家族にするときは、「2人でやれば年間〇万円浮く」という具体的な数字で伝えると話が進みやすいです。
パターン③ 家族4人・ケーブルテレビ事業者で2サービス利用(4回線全てトクトクプラン2を利用)
「夫婦+子供2人の4人家族で、ケーブルテレビを契約している」
自宅セット割の申し込みをすれば、節約額も最大になるパターンです。
使える割引:
・自宅セット割(自宅セット割対象)→ 適用可能
・au PAYカード支払い割引 → 適用可能
同じく自宅セット割と家族セット割の重複は不可なので、4回線全ての自宅セット割適用の手続きを行うこが最も節約になります。
(自宅セット割を適用/1回線): トクトクプラン2 4,048円 - 自宅セット割1,100円 - au PAY220円 = 2,728円
4回線合計: 10,912円/月
モバイルデータ通信の利用量が~5G未満の場合、更に1,100円/1回線の割引が適用されます。
大手キャリア4回線分の目安(例:28,000〜32,000円)と比較すると、毎月16,000〜20,000円ほどの節約になりますね。
年間で約20〜24万円の差です。
子どもの習い事代の数ヶ月分が、通信費の見直しだけで浮く計算になりますね。
シミュレーションの数字を確認したら、次は申し込み前に知っておいてほしいことをまとめます。
申し込み前に確認してほしい、失敗パターンと5つのチェックリスト
「シミュレーションで月額がわかったら、あとは申し込むだけ」と思いたいところですが、もう少しだけ待ってください。
コールセンターで対応してきた中で、申し込みの後に問い合わせが来るケースには、ある程度パターンがあります。
「知っていれば防げた」という内容ばかりです。
申し込みの前に確認しておいてください。
コールセンターに問い合わせが多かったケースTOP3
ケース① 割引の適用タイミングを誤解している
「乗り換えた翌月から割引が反映されると思っていた」という問い合わせがあります。
自宅セット割・家族セット割ともに、申し込み手続き月の翌月利用分から割引が適用されます。
手続きした月の請求には割引がまだ反映されていないため、最初の請求書を見て「割引になっていない」と感じることがあります。
「手続きした月の翌月利用分からの割引適用なんだ」と知っておくだけで、請求書を見たときの驚きを防げますね。
ケース② 申し込み初月の請求について
初月の請求は日割りです。
初月のコストをできるだけ抑えたい場合、中旬~下旬に申し込みをすることをオススメします。
失敗③ プランを後から変えたら割引が外れた
「毎月のデータが余るからプランを下げようとしたら、割引の条件が変わることを知らなかった」という問い合わせがありました。
割引はプランと紐づいていることがあります。
プランを変更するときは、割引条件への影響を先に確認してください。
例えば、データ使用量が少ないからとトクトクプラン2からコミコミプランバリューに変更すると、自宅セット割が外れます。
プランの月額差額は220円ですが、自宅セット割の割引額は最大1,100円です。
変更することで差し引き880円ほど損になります。
プランを変えたくなったときは、変更手続きの前に一度サポートに確認するのが無難です。
【UQ親子応援割のこと】
・1年間1,650円の割引が適用される
・対象プランは「トクトクプラン2のみ」
・応援割適用期間中、料金プランをコミコミプランバリューに変えたら応援割の適用は終了する
乗り換え前チェックリスト(5項目)

申し込みの前に、以下の5項目を確認しておいてください。
□ 自宅のネット回線の契約内容を確認する
(何の回線か・契約者名義は誰か)
□ 家族で乗り換える場合、何回線になるか・名義はだれかを整理する
□ au PAYカードを持っているか、または作成するかを決める
□ MNP予約番号の有効期限を確認する
(取得から15日。期限切れると取り直しになる)
□ 端末のSIMロック解除が済んでいるかを確認する
※2021年10月1日以降に販売(発売)された端末はSIMロックはかかっていないため、気にしなくて大丈夫
この5項目を確認してから申し込むと、手続き後に「こんなはずじゃなかった」という状況を防げます。
「自分は大丈夫かな」と思った項目があれば、申し込みの前にUQモバイルの公式サイトかサポートに確認することをすすめます。
大丈夫です。
1つずつ確認していけば、必ず準備できます。
まとめ
今回の内容を振り返ります。
UQモバイルの割引は「自宅セット割」「家族セット割」「au PAYカード支払い割引」の3種類です。
自分の状況に当てはまる割引を組み合わせることで、毎月の節約額が決まります。
3つのシミュレーションパターンで自分に近いものを確認し、節約額の目安をつかんでください。
申し込みの前は、チェックリスト5項目をひと手間かけて確認する。
この流れで進めれば、申し込み後に困ることはほぼ防げます。
乗り換えを検討されている方の参考になれば嬉しいです。
