ADHDの投資家が東大病院で考えたこと|グランドハイメディック倶楽部の健診は、リゾートトラストという企業の“本質”だった
10時開始、16時終了。長い一日
先日、健康診断を受けた。
場所は、今なにかと話題になることも多い東京大学医学部附属病院。
グランドハイメディック倶楽部の健診だ。
朝食は食べずに東大まで行って、10時にスタートし、途中でPET健診の休憩を挟みつつ、絶食のまま16時まで。
数字だけ見ると淡々としているが、実際はなかなかの集中力を要する一日だ。
エコー、CT、MRI。
検査室では、技師さんが一人の受診者に対して、驚くほど長い時間をかける。
無言の時間。装置の音。
その空間に漂うのは、緊張というより、研ぎ澄まされた集中だ。
余談だが、CTやMRIの検査技師さんが、アイドルのようにめちゃくちゃかわいかった。
もちろん、だからどうという話ではない。
ただ、それだけ所作や立ち振る舞いが洗練されていたということだ。
ADHDと問診表と、心の中のドキドキ
私はADHDだ。
それは問診表にも、きちんと書いてある。
「めんどくさい人が来た、と思われていないだろうか」
検査を受けながら、そんなことを考えていた。
落ち着きがない。
質問が多い。
不安になると、確認したくなる。
健診現場からすれば、決して“楽な受診者”ではないだろう。
それでも、技師さんたちは表情一つ変えず、淡々と、丁寧だった。
この時点で、私はすでに
「これは、かなり消耗する仕事だな」
と感じていた。
グランドハイメディックのロビーは、病院ではない
グランドハイメディック倶楽部のロビーに足を踏み入れると、そこはもう普通の病院ではない。
空間は、ビジネスクラス、いやファーストクラスのラウンジに近い。
置いてある雑誌も、
東京カレンダー
世界の絶景
日本経済新聞
いわゆる「病院の待合室感」は、ほとんどない。
受診者層も自然と想像がつく。
大企業の役員、経営者、専門職。
年間60万円以上(初期400万円程度)の健診費用を払える人たちだ。
こうした人たちを前にして、技師さんやスタッフは、医療だけでなく、言葉遣い・距離感・沈黙の使い方まで求められる。
医療+高級接客+ミス不可。
これは、正直、相当な緊張を強いられる現場だと思う。
技師さんの仕事量と、見えない負荷
エコー検査は、1人あたり20分前後。
それを1日に何人もこなす。
同じ姿勢で、腕を浮かせ、集中し続ける。
見落としは許されない。
クレームのリスクもある。
それなのに、給料が突出して高いわけではない。
責任とリターンのバランスは、決して楽ではない。
検査を受けながら、私は
「この人たちが倒れたら、この仕組みは簡単に壊れるな」
と感じていた。
リゾートトラストは、ただ健診をやっている会社ではない
リゾートトラストと聞くと、
多くの人はエクシブなどの箱根や日光などにある会員制リゾートを思い浮かべるだろう。
だが、グランドハイメディックを体験すると分かる。
これは「健康診断」ではない。
空間設計
人材の質
体験全体の統一感
健康を“体験価値”として提供する事業だ。
単なる医療でも、単なるサービス業でもない。
かなり高度なブランディングが前提にある。
株式投資の視点で見ると、強みと怖さが同時に見える
投資家目線で見ると、ここは重要だ。
このビジネスは、
人に強く依存している。
技師さん、看護師さん、スタッフの質が落ちれば、
ブランドは一気に崩れる。
一方で、これを維持できる限り、簡単には真似されない。
数字だけ見ていては分からないが、現場を体験すると、
リゾートトラストという企業の“覚悟”は伝わってくる。
それでも、感謝の言葉を言えなかった
検査が終わり、すべてが終わった後、私は少し後悔した。
「ありがとうございました」
いや、何度も「ありがとうございました」は言っていたのですが、もっとしっかり、丁寧に、その一言に加えて感謝の気持ちを、きちんと伝えられなかったことだ。
高級な空間ほど、感情表現が抑制される不思議がある。
でも、あれだけ集中し、気を遣い、神経をすり減らしている人たちにこそ、丁寧な感謝の言葉は必要だったな、と今は思う。
まとめ|AIにはできないこと
検査データの分析には、
これからますますAIが使われるだろう。
でも、
空気を読む
不安を察する
緊張を和らげる
これは、まだ人間にしかできない。
健診室は、企業価値の縮図だ。
数字の裏には、集中と緊張と誇りがある。
ADHD投資家として、
私はそんなことを、東大病院の検査室で考えていた。
※本記事は個人の体験と感想に基づくものであり、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。
※リゾートトラストの株価については、最終的にご自身の判断と責任でご確認ください(投資は自己責任で)。
いいなと思ったら応援しよう!
ADHD気質で投資に疲れていた私が、長期・分散投資で落ち着いて続けられるようになった記録です。共感いただけたら、チップで応援してもらえると嬉しいです。