アステカ 7月29日~365日の香水
アステカを知らない
何かきっかけがあって、コレクションに加わっていた香水について、あらためて書こうと思うと、それが自身の「知らないを知る」きっかけになる。
今日でいえば、中南米の文明。
マヤ、インカなどの言葉はすぐに浮かび、地上絵やピラミッドの光景も浮かぶ。
けれど、いつ頃、どのあたりに、その源流は、となるとすべて曖昧で、解像度が極めて低い。
「結局、何も知らないんだなぁ」と改めて自覚する。
何かを知っている、知らないのグラデーションのどのあたりに今の自分がいるのか、現在地を知った時が、「知らないを知る」時かのかもしれない。
知らないを知らない
この「知らないを知る」ための現在地認識は山登りに例えられる。
自分の知識の先にどのような世界が広がりうるかを推測する。
頂上に到達したことがないけれど、そこがどんなものかは知らないけれど、なんとなく調べたり学んだ情報の中でその世界を想像し、自分は今どのくらい遠いのか、現在地を確認する。
進んでみたら、4合目と思っていたのに、実は3合目にも達していなかったとわかることもある。
現在地も仮説にすぎないから、新しいナレッジを重ねてズレを解消していけることも大事。
メソアメリカとアンデス
中南米でいえば、旅行のガイドブックに載っていそうなアイコンと教科書に太字で描かれていそうな言葉しかピースがなく、それらのつながりも曖昧というのが現在地だから、ほぼ何も知らないに等しい。
インカ帝国で知られるアンデス文明は現在のぺルーあたり、アステカはメソアメリカ文明圏に属し、今のメキシコあたりと分かったくらい。
四大文明の影響を受けずにアメリカ大陸で独自の発展を遂げた中南米の文明。
アステカは大発見時代にスペイン人が入植し、さらに彼らが持ち込んだ疫病で免疫を持たなかった先住民は壊滅状態になったという。
カカオやバニラは貴重な薬用効果の期待できる贅沢品として、おそらくはメソポタミアやエジプト文明における乳香や没薬のような存在だったのだろう。
AZTEK/YVES&ROCHER/1993
メソアメリカの乾いた大地を思わせるような赤いパッケージとボトル。
ベースにバニラがあるものの、全体はラベンダーやセージなどのハーブとクローブやペッパーなどのスパイスでまとめられ、ドライ感がある。
目を閉じて、心静かに集中して思考したいときに、傍らにあってもよさそう。時間の経過とともに、ほのかに甘く優しいバニラが出てくる。
香り、思い、呼吸
7月29日がお誕生日の方、記念日の方おめでとうございます。
