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大人のプール

『ちびまる子ちゃん』を久しぶりに見ました。
テレビがない僕のアパートでは、見る機会がないので、何年かぶりの『ちびまる子ちゃん』でした。
何気なく昔は見ていましたが、大人になって見てみるとまた違った魅力が見えるものです。

大人になると見えなくなると言えば『となりのトトロ』の『ピーターパン』の物語を思い浮かべます。
子どもには見えるけれど、大人になると失ってしまうもの。
実際に大人になると失ったというような感覚はありつつも、個人的にはそこに喪失のような残念な感じを見出すことなく、子どもの頃の感覚を頭では覚えていて、さらに深く遠くを楽しんでいるような感覚を得ています。
市民プールの小さなプールでしか泳げなかった人間が、海や大きな湖で泳ぎ始めた感覚に近いかもしれません。

そう考えると、大人になるということは、見えない自分だけのプールを、人と出会い、言葉を交し、様々な経験を経て、大きく深くしていくような試みが日々、能動的にできるかということが、ひとつの生きる愉しみなのではないかと思いました。
でもさすがに『ちびまる子ちゃん』見るためにテレビを置こうとは考えませんでした。

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