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電車を1本見送って、本をよむ

電車に間に合わないからと、エスカレーターを駆け上がって行く人を見ていると、自分も急ぎたい気持ちを抑えて、その人たちを見送ります。

駆け込み乗車が良い悪いの話とか、時間管理の話をしたいのではなくて、僕はできることなら、1本見送って読書を愉しむくらいのペースで人生を進めていきたいなと思ったのです。

もちろん早く着くに越したことはなくて、時間通りに進めていくことに間違いはないけれど、1本見送ってもいいや、だって読みたい本があるしと言える生活をしたいと思うのです。

「駆け込み乗車はおやめ下さい」
そう言わなければ仕方がないのですが、冷たくて淡白な車掌さんの声も聞きたくないので、僕はエスカレーターを走るのをやめようと思います。

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