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2025年の終わりに

── この一年、判断し続けていた理由


今年一年を振り返るにあたって
何を書こうか、少し迷いました。

イベントのこと、新しくリリースした交配のこと、
数字や反応のこと。
書けることはいくつもあります。

でも、どれも「結果」であって
自分にとって一番大切だった部分ではない気がしました。

なので今日は
今年、どんな感触でこの一年を歩いていたかを
少しだけ言葉にしてみようと思います。



今年は、海外から流通するアンスリウムも増え
自然と『判断している時間』が長い一年でした。

この価格でいいのか。
この出し方でいいのか。
この説明は、ちゃんと伝わっているのか。

売れるかどうか、よりも先に
自分が納得できているかを
何度も立ち止まって確認していた気がします。

そのせいで

・動きが遅くなったり
・効率が悪くなったり
・もどかしく感じる瞬間

も、正直ありました。

でも今振り返ると
その「立ち止まる時間」そのものが
今年一番大切だったようにも思います。


⚪︎僕が今年、大事にしてきたこと

あらためて言葉にするなら
今年のacu’s forestは、
次のことをずっと軸にしていました。

・価格よりも、納得を
・派手さよりも、誠実さ
・売れるかよりも、自分が良いと思えるか


これは理想論ではなく
毎回、選択のたびに自分に問い続けていたことです。

正直、もっとシンプルにやれば
もっと楽だった場面もあったと思います。

でも、そのたびに
「それを自分は本当にやりたいか?」
と考えていました。



迷いがなかった、と言えば嘘になります。

このやり方でいいのか。
市場と噛み合っているのか。
価値として伝わっているんだろうか。

夜、ひとりで作業していると
そういう問いが浮かぶこともありました。
それでも、別のやり方をしたいとは思いませんでした。
そのことだけは、はっきりしています。


⚪︎支えてくれていたのは、こんな人たちでした

・すぐに買わず、
「どういう個体か」「どういう意図か」を
ちゃんと聞いてくれた人

・名前や値段だけで判断せず、
自分なりに考えて選んでくれた人

・真剣に悩んで、真剣に質問をくれた人

そういうやり取りがあるたびに、
「ああ、このやり方で間違っていなかったんだな」
と、静かに思えていました。

僕が届けたいのは、1株のAnthuriumそのものというより、
その株を「良い」と感じた、
あなたの感覚が間違っていなかった、という確信です。

それを受け取ってくれる人が確かにいる、
ということが、今年一番の支えでした。


⚪︎来年について

来年、何をやるか。
正直、細かいことはまだ決めていません。

ただ、一つだけはっきりしているのは、
判断の前提は変えない、ということです。

速さより、納得。
数より、意味。
その時その時に、


『自分が誠実だと思える選択をする。』

それだけは、これからも大事にしていきたいと思います。


⚪︎最後に

今年、関わってくれたすべての方へ。
静かに見守ってくれた方も、
実際に選んでくれた方も。

本当にありがとうございました。

来年も、派手なことはできないかもしれませんが、
誠実に、考えながら、
植物と、愛好家の方々と向き合っていきたいと思います。

またどこかで、
同じ感覚を共有できたら嬉しいです。

acupom

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