特別展「はにわ」―石田彰さん、森川智之さんと一緒に”はにワールド”へ!
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昨年、東京では連日行列ができるほどの大盛況だった特別展「はにわ」が、とうとう九州で始まりました!
1月21日より、九州国立博物館で開催中です。
昨年2024年は《埴輪 挂甲の武人》が国宝に指定されてから50周年。また、今年は九州国立博物館が開館20周年を迎えます。これらを記念して開催された本展には、全国各地からさまざまな埴輪が集結しました。
本展で音声ガイドのナビゲーターを務める声優の石田彰さん、森川智之さんにいただいたコメントを交えながら、特別展「はにわ」の見どころをご紹介いたします!
―全国からはにわが大集合!
北は東北から南は九州まで、全国各地から集まった埴輪の数は約120点!
なんでも、この規模の埴輪展が開催されるのは半世紀ぶりなのだそうです。
突然ですが、皆さんは「埴輪」と聞いてどんな姿を思い浮かべますか?
どこかぼんやりとした表情で、不思議なポーズをとる人の姿をイメージする方も多いかもしれません。

本展では、そんな人物の埴輪だけでなく家や船をかたどった埴輪や愛くるしい動物の埴輪まで、いろいろな埴輪が登場します。
そもそも「埴輪」とは古墳に並べ立てられる焼き物を指す言葉。時代や地域ごとに様々な特色を持った埴輪が作られたんだそうです。
会場に並ぶ埴輪も、なんだか”ユルい”感じのものから細かい造形が光るものまで多種多様。

大正元年(1912年) 東京国立博物館
石田さんは、埴輪の魅力についてお話している中で、以下のようにおっしゃっていました。
個々の埴輪を見ると、単純化したところと、リアルさを追求しているところが自然に混ざりあっていて、作った人の興味がどこに向いているのかを想像する楽しさを感じられたのが新しい発見でした。
例えば馬の埴輪の脚は棒だし、シルエット的にはすごく単純化されたものになっていますが、目のあたりの造形は穴がくりぬかれているだけじゃなくて、眼窩の骨格を想像させる「馬ってこうだよね」という主張が見て取れたりします。基本的には様式美としての単純化はしても、それを作っている職人さん個人がモチーフに対して興味を持っているポイント、「馬ってこういうものだ」という認識がピンポイントで投入されているように思います。そういう大雑把に単純化、カリカチュアライズしたところと、リアルさを追求したところが自然に混じりあっているのに気付かされて、個々の埴輪を見るのが面白くなりましたね。
埴輪を通して当時の人々に思いを馳せてみるのも、楽しみの一つかもしれませんね。
挂甲の武人、5体勢揃い
50年前、埴輪で初めて国宝となったのが《埴輪 挂甲の武人》(東京国立博物館所蔵)です。
埴輪の中でも最高傑作といわれ、切手のデザインに採用されたりNHKの番組『おーい!はに丸』のキャラクター「はに丸」のモデルにもなりました。

この《埴輪 挂甲の武人》には兄弟といってもいいくらいよく似た埴輪があるのですが・・・今回、その兄弟埴輪が5体も勢揃いするのが、なんといっても本展の見どころ!
1体はアメリカのシアトル美術館所蔵であることもあり、めったにない機会です。
そしてもちろん5体をじっくり見比べられるのも本展だけの醍醐味。身に着けているものや足の表現など、細かい違いにも注目してみてください!

原品:群馬県太田市飯塚町出土 令和5年 東京国立博物館
また、会場内には、近年の解体修理・研究をもとに彩色復元を行った《埴輪 挂甲の武人》も展示されています。製作当時の姿を見ると埴輪のイメージが少し変わるかもしれません。こちらもぜひ合わせてご覧くださいね。
動物の埴輪も必見のかわいさ!
実は、人形(ひとがた)の埴輪よりも前から作られているのが動物の埴輪。
馬、鹿、鳥、犬など様々な動物が作られましたが、その種類ごとに役割も違うのだそうです。
第5章の展示では、そんな動物埴輪がずらりと並んでおり、圧巻の光景!



右:《鹿型埴輪》古墳時代・5世紀 浜松市市民ミュージアム浜北
後ろを振り返っているポーズから「見返りの鹿」と呼ばれます。
どの動物も可愛らしいですが、角度を変えて見ると表情もまた違って見えてきます。ぜひ、ぐるりと回ってご覧ください。
振り返る鹿がいいですよね。動物みんな振り返ってほしいです(笑)
僕は犬を飼っていたので、犬の埴輪もいいなと思います。どれもかわいい。すごくかわいい(笑)。昔の人もこの造形をかわいいと思っていたんでしょうか?だとしたら、日本人の「かわいい」っていう感覚はこの時代から継承されているのかもしれない。かわいいものを愛でる、 「かわいい」という感覚は日本人ならではのもの。DNAに組み込まれているんでしょうか。愛くるしさにハマる感じがします。
それから、埴輪の造形は、はっきりとしたものがないから、みんな想像で。ロマン感じますよね。埴輪って「自分でも作れるんじゃないの?」ってところがあるじゃないですか。そこがいいですよね。
インタビューでは、森川さんもこのようにお話されていました。確かに現代の私たちが見てもグッとくるかわいさがありますよね。
音声ガイドをお供に「はにワールド」を満喫!

音声ガイドでは、石田さんと森川さんのナレーションのほかお二人が扮する個性豊かな埴輪たちも登場。埴輪の世界をご案内します。
合わせて本展担当研究員による特別解説やはにわクイズも収録していますので、埴輪の魅力を120%感じることができるはず!
ぜひ音声ガイドもご利用くださいね。いつでもどこでも聞ける聴く美術アプリでも好評配信中です!
特別展「はにわ」は、九州国立博物館で5月11日まで開催中。
皆さまを”はにワールド”でお待ちしております!(サイトウ)
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―展覧会概要
挂甲の武人 国宝指定50周年記念/九州国立博物館開館20周年記念
放送100年/朝日新聞西部本社発刊90周年記念
特別展「はにわ」
会場:九州国立博物館 3階 特別展示室
会期:2025年1月21日(火)〜5月11日(日)
開館時間:午前9時30分〜午後5時
※毎週金・土曜日は午後8時まで開館(入館は閉館の30分前まで)
休館日:月曜日 ※ただし2月24日・4月28日・5月5日は開館、2月25日・5月7日は休館
―音声ガイド概要

【会場レンタル版】
展覧会会場入り口にて、専用ガイド機を気軽にレンタル!
収録時間:約35分
貸出料金:お一人様1台650円(税込)
【アプリ配信版「聴く美術」(iOS/Android)】
アコースティガイド・ジャパン公式アプリ「聴く美術」でも好評配信中!
配信期間中は、いつでもどこでも何度でも視聴可能。
アプリ販売価格700円(税込)
配信期間:2024年10月16日~2025年5月末(予定)
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※展覧会場内でご使用の場合は、ヘッドホンもしくはイヤホンをご利用ください。
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