歌われなかった『翼をください』が、2日後に飛んできた話
「翼をください」リクエストの連鎖
大変お世話になっている方を囲む年に数回のパーティーで、最後はその方がお好きな「翼をください」を参加者皆で歌います。
ですが、先日開催のパーティーでは、時間等の事情でやむを得ずカットとなりました。
少し残念だなあと思いましたが、2日後の音楽療法の個人セッションで、女性クライエントさんに、
「次は何をやりたいですか?」と聞くと
「翼をください」とのこと。
2日前に歌われなかった「翼をください」の曲に翼が生えて、歌われたいと飛んで来てくれたかのように感じました。
そして、2人目の男性クライエントさんもセッションの始めに、
私が尋ねる前に、気が急いた様子で、
「翼をください」と「気球に乗ってどこまでも」
を歌いたいと希望されました。
前のクライエントさんが「翼をください」を歌ったことは全くご存知でないため、驚きました。
実は、同じ曲のリクエストが複数の施設や、同時に複数のクライエントさんで続くことがあります。
それも、今流行っている曲ではなく、数年、数十年前の曲だったりするので、この連鎖の事象が不思議だなあと感じています。
ところで、「翼をください」を“聞きたい”ではなく“歌いたい”と多くの人に思われる魅力はどこにあるのでしょうか。
1971年リリースで55年も歌い継がれており、様々なミュージシャンの方々がカバーされています。
学校でも歌って馴染みがあり、老若男女どなたでも歌えると思いますが、音楽療法士としてみると、以下の特徴を感じます。
・カノン進行による美しい旋律と安定感
・大空を飛ぶというメッセージから受ける自己開放感
・『あ』の母音が多く、口を大きく開けて思い切り歌いやすい
実際に歌ってみると、胸が開くような感覚があります。
空の曲の力
また、音楽療法でいただくリクエストに、「翼をください」のように空にまつわる曲が多いなとも感じています。
音楽療法に参加される方の中には、身体や心の制約を抱えながら生活されている方も少なくありません。
だからこそ、「飛ぶ」「空を見上げる」「どこまでも行く」といったイメージに、自由や希望を重ねるのかもしれません。
特に人気があるのは、
嵐「カイト」「果てない空」
スピッツ「空も飛べるはず」
です。
集団音楽療法での活動では、水色の大きな布を皆で持って揺らしたり回ったり、1人ずつ布の下をくぐったりします。
皆さん、とても楽しそうに参加くださいます。
空にまつわる主な曲リスト
そこで音楽療法で歌われた曲を中心に、空に関係する曲を最後にリストアップしてみました。
お好きな曲はありますか?
リストの中で「手のひらを太陽に」の私の演奏動画がありましたので掲載します。
◆大空・太陽
♪翼をください(赤い鳥)
♪気球に乗ってどこまでも(合唱曲)
♪カイト(嵐)
♪果てない空(嵐)
♪空(BE:FIRST)
♪みんな空の下(絢香)
♪みんながみんな英雄(AI)
♪ 雨のち晴レルヤ(ゆず)
♪let it go〜ありのままで(アナと雪の女王)
♪上を向いて歩こう(坂本九)
♪少年時代(井上陽水)
♪手のひらを太陽に(作詞:やなせたかし 作曲:いずみたく)
♪あさペラ!(おかあさんといっしょ)
♪にじ(作曲:中川ひろたか)
♪夏の思い出(作曲:中田喜直)
♪浜辺の歌(作曲: 成田為三)
◆夜空・月・星
♪ 恋降る月夜に君想ふ(King & Prince)
♪愛は勝つ(KAN)
♪夏祭り(Whiteberry)
♪見上げてごらん夜の星を(坂本九)
♪星に願いを(「ピノキオ」主題歌)
◆地球・宇宙
♪瑠璃色の地球(松田聖子)
♪君をのせて(「天空の城ラピュタ」主題歌)
