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【不満があります】サブスクにできない善意もある

1日100円でこの子達の命が救えるんです

先日、子どもと買い物に行った帰りに、駅前で某支援団体のお兄さんに声をかけられた。

「一つだけいいですか?これなんだか分かりますか?」と、小さな袋を見せられた。
朝からここで活動を行っているけれど、足を止めてくれる人は少ない。
この団体や活動のことを知ってほしくて、緊張するけどめちゃくちゃ練習して来たので話を聞いてほしいとのことだった。

世界の難民の数はどれぐらいだと思いますか?
この栄養食はいくらだと思いますか?
などという質問から始まり、途中で難民の子の写真も見せられた。
1日100円でこの子達が救えるんですと。

ペットボトルを買うのをやめるとか、コーヒーを我慢するとか、1日100円は簡単に捻出できますよね?
という話に繋がる。

子どもの『助けたい』と、サブスク支援の壁

毎年七夕に「世界が平和になりますように」とお願いしている我が子は、当然その難民の子を救いたいので、少ないお小遣いの中から募金をしようとお財布を探し始めた。

ところが、この場現金での募金は受け付けていないと言う。
色んな募金詐欺が横行していて、募金箱は用意していない、振込でお願いしたいというのは理解できる。

でもその振込というのが、1日100円を一ヶ月分、つまり毎月3000円を継続して寄付してほしいとのことだった。
募金も、サブスクの時代なのかもしれない。

子どもが、これまで深く考えたことがなかった難民に対して興味を示し、話をしっかり聞いていたので、わたしは横で黙って話を聞いていたが、
毎月3000円を支援する余裕は今の我が家にはないので、それを話した上で、この場でわたしだけの判断では決められませんと伝えた。

それまで良い人そうに見えたそのお兄さんの顔が、一瞬曇った気がした。

その日立ち止まってお兄さんの話を聞いてくれた人が何人いたかは分からない。
でも、一通り話を聞いて、子どももその気になっているこの段階でわたしが断って来たので時間の無駄だったと思ったかも知れない。

善意は、継続課金できる人だけのもの?

1. 団体について知ってもらえるだけでもありがたいので話を聞いてほしい
2. 世界にはこんなに苦しんでいる難民がいる
3. あなたが1日100円節約することで、その子達の命が救えます

この流れで、その子の命を救いたいと思っている我が子の目の前で、毎月3000円も出せませんと言うのは非常に気まずかった。

リュックの外ポケットにはペットボトルが刺さっていた。普段から出かける度にペットボトルを買っているわけではないが、その日は急に気温が上がって暑くて、水筒を用意する時間がなくて2人で1本だけ買ったのだ。

「金額はお気持ちでいいので…」とも言われたけれど、余裕がある時にその都度ではなく、サブスクではないと支援ができないのであれば、わたしはこの団体の支援はできないなと感じた。
サブスクできない人の善意は善意として認めないと突き放されたような気分にもなった。

一度きりの支援ではなく、継続して支援ができることが大事というのは理解できる。
でも、年間36000円を支援できる人ってそんなにたくさんいる?

サブスクじゃなくてもできる支援

帰り道、子どもは募金できなかったことを嘆いた。
将来お金貯めて支援をしたいと言った。

でも、毎月3000円だと年いくらになる?
そんな大金ずっと払い続けられるかな?
困っている人を支援できたらいいなとお母さんも思うけれど、それをやってしまうと今度は自分たちの生活が苦しくなるよね。
貯めたポイントを募金に使うこともできるし、おばあちゃんはいただいたカタログギフトで募金したりもしてるんだって。
家ではたまに不用品の寄付を利用しているよね?あれを申し込むとワクチン募金もされるんだよ。
そんな話をしながら帰宅した。

小さい頃から自分のことを犠牲にしてでも人を助けたいという思いが強い子なので、
善意と暮らしのちょうどいい距離サブスクじゃなくてもできることを一緒に考えるきっかけになったことはよかったなと思った。

善意と罪悪感のあいだで

サブスクじゃないと善意と認められないなんておかしいと思う一方で、支援する気満々の子どもの前で、難しいですと断ったことに対する罪悪感はすごかった。
ペットボトルは購入するのに、飢餓で苦しむ難民のために1日100円も出せない母親。
そんなレッテルを貼られたような気がして、一晩中、心が苦しかった。



※あまり人目につく形では書きたくないので、この先は有料にします。

“断った自分”を許せた

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