眠れない龍のための子守唄|3つのお題に空想のひらめきを
水辺のどこかから
歌が聴こえる
言葉ではない
声を乗せたメロディー
目の閉じ方を
忘れてしまったお前は
身じろぎもせず聴いている
思い出しているのか
森が名前を持つ前を
川が生まれるその前を
花が枯れて、また咲いて
花は枯れて、また咲いて
数えきれない花の数を越え
お前はずっとここにいる
歌はひたすらに
苔の上を流れてくる
眠れと命じることはなく
何かを求めることもない
夜が深まる 水面が輝く
月の光なのか
夜の雫なのか
光はささやく
目を閉じなくていい
ただ ここにいればいい
いつか眠れる夜が来る
その時まで

片桐 みかん さんの「3つのお題に空想のひらめきを」に参加します
今回はお題の「眠れない龍のための子守唄」とイラストをお借りしています。
眠れない夜には
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