カレーうどん|風まかせ文芸部|+付録
AIとの共創小説に興味のある方へ。
Claudeとの共創作品です。最終稿、AIによる初稿、両方の対比、推敲のポイントの順に掲載します。
駅前のうどん屋が、閉店するらしい。
看板に、「長らくのご愛顧、ありがとうございました」と書いてある。
親父と、よく来た店だ。
両親は共働きだった。
親父とお袋の休みが異なったものだから、時々親父と二人の夕食になることがあった。
そんな時、無口な親父は決まってこう言った。
「カレーうどん、食いに行くか?」
二人で、カレーうどんを食べる。
父は物も言わずに、音を立てて、豪快にすすった。
俺も、真似して、すすった。
帰宅するとしばらくしてお袋が帰ってくる。
「またカレーうどんを食べに行ったの?」
シャツに残ったカレーうどんのしぶきで全部ばれていた。
学生時代は友だちと一緒にカレーうどんを食べた。
部活帰りの空腹は、帰宅まで我慢できなかった。
帰ってきた俺を見るとお袋は言った。
「また寄り道をしてカレーうどんを食べてきたのね」
そんな日は、我が家もなぜかカレーだった。
社会人になると喫茶店やハンバーガーショップに行くことが増え、うどん屋からは足が遠のいた。そして親父が亡くなって、この店には来なくなった。
店に入った。
「カレーうどん」 注文した。
カレーうどんが来た。
湯気が立ち上る。 一口、すすった。
味は、変わっていなかった。
俺は、一人で、カレーうどんを食べた。
シャツに、しぶきが飛んだ。
クロさん(Cluade)初稿
カレーうどんの思い出|風まかせ文芸部
駅前のうどん屋が、閉店するらしい。
看板に、「長らくのご愛顧、ありがとうございました」と書いてあった。
私は、その店の前で、立ち止まった。
父と、よく来た店だった。
父は無口だった。
でも、月に一度、この店に私を連れてきてくれた。
「カレーうどん、食べるか?」
父が訊く。
私は頷く。
二人で、カレーす食べる。
父は、音を立てて、豪快にすすった。
私も、真似して、すすった。
カレーのしぶきが、シャツに飛ぶ。
「気をつけろよ」
父が笑った。
それが、父との唯一の会話だった。
父が亡くなって、もう5年になる。
私は、あの店に行けなくなった。
一人で行く勇気がなかった。
でも、今日、閉店を知って、最後に行こうと思った。
店に入った。
「カレーうどん、ください」
注文した。
カレーうどんが来た。
湯気が立ち上る。
一口、すすった。
味は、変わっていなかった。
でも、父はいない。
私は、一人で、カレーうどんを食べた。
シャツに、しぶきが飛んだ。
「気をつけろよ」
父の声が、聞こえたような気がした。
AIの初稿と最終稿の対比

推敲のポイント:
・人称を私→俺に変更
・父の死ではなく、人生の変遷に焦点を当てた
・母親の登場。状況の具体化と視線の追加
・時間の奥行き(人生の段階を重ねる構成、父と、友人と、足が遠のく、一人で)
もう少しオマケを準備していますが、そちらは有料記事とさせていただきます。
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