恋する女は嫌いだ➁|アマノ文筆クラブ
「聞いてよ。髪型変えたのに彼ったら何も言ってくれないんだよ。」
「昨日テレビで激辛ラーメン店の紹介やってたよね。今度彼と行く約束しちゃった。」
「彼の誕生日プレゼント、何が良いかな?」
俺が部長の大学のAIサークルの部室が今日は女子会になっている。
さながら「愛サークル部」の様相だ。
仕切っているのは、副部長のユキ。
というか、彼女がひとりで次から次へと恋バナを展開している。
周りの部員は面白半分に呆れながら聞いている。
恋する女は嫌いだ。
何を見ても、何を聞いてもすべてが彼の話につながっていく。
毎日が二人の記念日。
世界は二人を祝福するために存在するとでも思っているのだろうか。
自分と彼しか眼中にない。
だから恋する女は嫌いなんだ。
ホント、いい加減にしろよ。
お前にとって、俺はモブキャラなのかもしれないけどさ。
甘野充さんの、アマノ文筆クラブに参加します。
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