2つの大きな放銃…阻止はできたのか
キジョンネルソンnoteへようこそ!

三人麻雀競技団体ザンリーグ、関東A1リーグ所属プロ会員で、公式実況者を務めております、キジョンネルソンと申します。
普段はメンバーシップ向けに有料記事を書いておりますが、配信対局に選手として出場した回の自戦記に限り、無料にて、ご利用いただけます。
今回は本戦の1回戦〜3回戦まで、配信に出場できましたので、その自戦記を綴らせていただきます。2回戦の記事になります!
↑1回戦はこちらよりご覧ください!
よろしくお願い申し上げます。クリックすると2回戦が始まります!
カン4pにとるかカン6pにとるか、リーチとダマ

ご覧ください。ドラ表示に華牌がございます。
表表表華華華でございます。
これは大チャンス手です。白ポンからでも最低倍満、できれば三倍満にしたいという欲求テンコ盛りでございます。

白をアンコにして1シャンテンです。チーがないのでポンテンの余地を残す7p切りもありますが、一番は47sでのリーチツモ白ドラ8の11翻がいいですよね。
今の時点でどちらのリャンカン待ちにするかを考えながら6sを切りました。
そして・・・

本当に直後にもってきました。
まずリーチとダマでは、倍満16000→三倍満24000にする打点上昇の恩恵がものすごく大きいこと、このレギューレションにおいても8回予選があるなら1回でも三倍満にできるだけでかなりこの先の戦いが楽になりますので、できる限りリーチを打ちたいですね。
二人してこのドラ6仕掛けを「かわそう」という発想になりやすいところなので、プレッシャーをかけていきたいと思います。
待ち選択で、解説の箕浦プロが「対面の1pを見て、4pの所持率が上がっていると判断している」とのことで、それももちろんなのですが、
上家の直前の9p手出しもまた、6p所持を下げる情報になっています。
上家の9pはさすがに関連牌濃厚だろうと思えると、こちらは7pを2枚抑えているところで、今上家が6pをもってきて内側に寄せるもの以外を除けば、6pと9pが共存する手牌はかなり限定されていることと、また7pが2枚見えており、7pに対する受け入れが不自由になっている可能性があるというところで、安易に7pを見せたくないという意味合いもあります。
もちろん、これは上家が必ずしも6pを持っていないという情報ではなくて、持っていない手牌はまぁまぁあっていいよね、くらいの感覚のやつです。
ちなみに、7p切りリーチのほうが、リーチ後に1pと9pでは1pのほうが河における可能性が高く、そうするとのちに中筋になるという理論はありますが、あまり好ましい考え方ではありません。
そもそも今4pと6pの優劣で6pのほうが山にいる確率が高いと判断して、ツモ狙いでリーチしてますからね。カン4pにするくらいならダマにして変化待ちしたいところです。
枚数はリーチ時点でどちらも2枚ずつの山でしたが、4pのみツモ筋でした。ざんねん。
副露読みの基本「雀頭読み」

よき配牌です。十分リーチを目指せそうですが、南を鳴くと6667sが活かした強い5ブロックだけが残るので、鳴いてもいいくらいですね。1pや4pのツモがしょうもないですが四暗刻を目指せますからね~。

アガリだけなら鳴くことで目の前に落ちている感覚・・・
しかしリーチが打ちやすくなったともいえますね。
本日に限りスルーするつもりでした。
そんなモタモタしていたら

2s4sのターツ落とし入りツーフーロです。
北をポンして4s切り、東をポンして9p切りでした。
ターツ落としの時に2シャンテンであった可能性は極めて低いので、北ポンの時にテンパイか1シャンテンだろうと想定すると、
このポンは、ポンテンまたは待ち替え等の鳴きということになります。
まぁ基本的にはポンテンベースで考えて、7pか8pが雀頭、それ以外にカン3sよりいいターツで待っているんだろうと考えると、ソウズは36sと58sくらいで、ピンズは14p・25p・36pが本線になります。8pが雀頭なら47pが出てくる可能性も0ではないですね。

いくらなんでも2シャンテンから打つのは違うよなぁということで、2pも7pも打たずに9s切りですが、おそらく次は7sになってしまうかもしれません。
打点も36p47pで打つ場合は満貫以上が約束されており、(東・北・華1で5pをまたぐため)この形からは打つ気になりません。

また親が明確に6sを押しており、これにより58sも同時に消滅したため、完全にピンズは打てなくなりました。また親もケアしなければならないのが厳しいですね。

そして次は親が3pをプッシュしました。いくらなんでもノーテンがなさそうで、4pカンツも否定されていますからね。私の目線から2234pが見えているので、テンパイクラスはほぼ間違いないです。
でもリーチが来ないとなると、逆に何事?ってなりますけどね・・・
ダマテンに当たりそうな待ちは完全に打ちません。

こういう7pがまさにその代表例ですね。

そんでもって、この中が通ったことが違和感ですね。たくんこさんが、長考して中をツモ切りしたので、たくんこさんが中をアンコから切っている場合は良形が否定され、たとえば46pと持っているカン5pみたいな待ちなら4pも6pも切れませんから中を切ったのだろうと、その場合は3pが通っているので5p単騎にとれるからカン4pはないだろうな、と。
こんな感じで考えていました。
しかし、西畑さんが中アンコだと仮定したとき、なぜリーチが来ないのだろうか。まぁ一手替わり四暗刻とか?でも3pってなんなんだ・・・それが変化に絡む牌だから四暗刻もないぞ・・・
こんな感じで考えていました。

たくんこさんがんばってね~ということで、ここでも撤退を表明しました。
たくんこさんが中なしのカン4pのアガリでした。
無理なもんは無理協会

東二局、生配信なのでテロップは基本気にしないでください。
ストレートに手組します。

12246の1はある程度引っ張らないとこういうの逃しちゃいますからね~。
愚形確定の1シャンテンで魅力ないですけど、巡目で5p切るしかないですね~

リーチを受けて。白白だとテンパイすらも厳しそうだからなぁ・・・しぶしぶがんばる。2pあたりだけど。

大振りしなきゃいけない親でも無理なもんは無理協会がラフ9mも許しませんでした。
スコアを叩かなきゃいけない場面なのに親で前に出られないのはきついなぁ・・・
しかも二人とも25pで2pダブロンらしい。おかしい。横移動しない、失点確定・・・
好形率が高いなら・・・

親は流れてしまいましたが、気を取り直してがんばるぞ!
西は、鳴きません!

ますます鳴きませんね。鳴いて完全1シャンテンならまだしも、リャンメン3つある2シャンテンならリーチにもっていきたいですね。

しかしリーチを受けてしまっては・・・
雀頭の作り直しで完全1シャンテンになるくらいならゼンツしますけど、この手牌では厳しいね・・・・いったん西で様子見!

これは、2p引き以外でリャンメンテンパイするので、全部いけますね。ここからは親が来る前に話を片付けます。以上。
5pを切った理由

南一局、いい配牌なのか悪い配牌なのか・・・

これでだいぶメンツ手ですね。8sからは鳴きませんが、2pは鳴きたくない感じしますね。
受け入れ的にはカン7p残しが大事ですが、56788は変化が優秀ですし、北と發はできればどちらもコーツ化を目指したいので、鳴けたら8pを切る予定でした。

7pが1枚切られたので、それでも枚数ではカン7pを残すほうが上ですが、アンコにするケースは三暗刻のマックスもありますからね・・・

一応チートイツの1シャンテンですが、どちらかというと5s引きの四暗刻変化とメンホン変化が見たい感じです!

そんでメンツ手の受け入れは5s切り優位ですが、処理遅れてもいい前提で、5sのくっつきなおしで戦ってもいいという感覚です。

すると・・・・上家の親が若干遅れ気味に5pをポン、1p切りです。
これは・・・・・・「バック」です!!!!
役がある仕掛けなはずですが、どう見てもタンヤオではありません。
そうなると役牌であることがほぼ確定しますが、その場合、どういう手になっているのでしょうか。アンコはまれにありますがほとんどないですね。
もし白がアンコだとしたら・・・?
1pが手牌に関連しているはずなので、122pや133p?
例:白白白6799s12255789p
6sと9pを切っているなぁ。っていうか5p喜んで鳴くわ!!!
取りづらい形である可能性が濃厚だったとしか思えませんね。
そこで・・・

なんですぐ白来るん・・・
北も發もモチモチの可能性がありますし、白は鳴かれたら抵抗不能になります。
今この時点では白アンコの58s待ちテンパイはないと思っているので、5sを先に切って白を切るかはギリギリまで吟味します。
仮にこちらがテンパイしたとしても、この待ちでは鳴かれたうえで苦しくなるでしょうし、鳴かれなければモチモチ確定でこちらがどうやってあがるねんという状態になってしまうのが気になっていました。
するとさらに!!!!この仕掛けに・・・・

4sポン5s切りが入りました。まじかよ。
この仕掛けがバックである可能性は・・・0です!!!
445sを含めて3トイツ形である必要がある(形が悪い)こと、親に対してかぶせる仕掛けであることを考えると、こちらは普通のピンズ待ちテンパイである可能性が濃厚です。
役牌がアンコである場合(上家がモチモチの役バックで、対面が白アンコである場合)ソウズのリャンメンに69sがギリギリ残りますし全然44578sなら引っ張るので自然ですが、タンヤオである場合はそれがないのでピンズ待ち濃厚ですね。

そこで5pを持ってきたんですよ。この5pって、4枚目の牌なんですよね。
上家が次の1pは手出ししてきたので、2pはシャンポンの相方に刺さる(鳴かれる可能性も)こともあるなぁと思っていたので、切る予定はありませんでした。
でも、この5pを止めると、もし対面が25p待ちだった場合、枚数がないので、バックですら上家がアガってしまう可能性が出てきてしまいます。
さらに上家はいま白をアンコにした場合は58sが出てくる可能性もあるのです。
よってここでは苦渋の決断で5p切りとしました。
一応白アンコが対面の場合は通る可能性があり、上家には1355pのカン2pテンパイから4pを持ってきて今から25pになるケースくらいしか当たらないので、ほぼ大丈夫だろうと。
字牌は切れないし58sもわざわざは切りづらいので、5p切って投了です。
という思考でございました。
ゆるしてね。
中を切った理由
最後に中を切ったことの言い訳です(笑)

まぁ普通ですね。オーラスで西畑さんが30000点持ちでした。私が着順では上です。

この牌姿では戦いになりませんので、發を切るに限ります。

しかし、そのあとある程度まとまって、字牌を切りたくもなりました。
普段のレギュレーションでは、自身の着順上昇もなくリスクを負う必要がないため、まず切ることのない牌ですが
今回は、たくんこさんが1回戦のメガラスを引いたことで、オーラスの親で連荘をされる可能性が極めて高い状況です。
そうなると、ここで西畑さんが放銃してくれるなら話は別ですが、結局は自身のアガリがないと2着維持が難しいという話があります。
それであればここを勝負所にしてもいいなぁという気持ちになったんです。
自分がベタオリ→西畑さんがアガるっていう展開が最悪です。
このレギュレーションでは、ただでさえ3/15名しかいけないのに、同卓者に自分より上のスコアの人がいたら通過できるわけありません。
また西畑さんの状況は、孤立の字牌整理が済んでいそうに見えていました。5巡目の時点の西は、字牌の孤立がある手牌だと打たなさそうな印象に見えています。
だって

この手牌ですら中を打つのは渋いですからね。
続行される読み、アガらないと厳しい展開、どちらもあったので、中を切るに至りました。
結果は中が当たりでした。
手牌と状況だけ見たらオリ優位は頷けますし、リーグ戦なら3万点台△10も全然受け入れるべきだと思うので、かなり諦めよりになることは間違いありません。

普段はここからピンズ切らないくらいにはまじめにやってます。ええ。
今回ばかりは許していただきたいと思います(当たるときは敗退しよな)。
最後に
そういえば、今回着ているスーツ・・・

こちらは、ザンの有志の皆様が出し合って購入してくださった、素敵なオーダースーツになります。
今後は配信対局の実況・解説・選手すべての機会で着用させていただきます。
A1もこれを着ていきます。
改めて感謝御礼申し上げます。ありがとうございました。
