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【要約】「移動する人はうまくいく」から考察する医師の働き方

こんにちは、しーばんです。

本記事では長倉 顕太さんの著書「移動する人はうまくいく」を要約し、特に印象的だった内容を踏まえた医師の働き方を考察していきます。

結論

  • 「意思ではなく環境を変えないと人生は変わらない」

  • 移動することで選択肢が増え、視野が広がり、人生が豊かになる

  • 新しい環境に身を置くことで脳が活性化し、能力や収入も向上する

  • 安定志向を捨て、移動を通じて初体験を増やすことが重要

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1. 移動することの重要性

人生を変えたいなら環境を変えることが最も効果的だと筆者はいいます。多くの人は人生を変えようと筋トレや副業を始めますが、その大半は三日坊主で終わります。その理由は「意思の力」だけで続けるのが難しいからです。人は環境に適応する生き物です。人生を変えたいのなら環境ごと変えましょう。

例)
・筋トレを続けるには、自宅ではなく通勤路にあるジムに通う
・副業を続けるには仕事終わりに作業できるカフェに移動する

大前研一氏の「人間が変わる方法」では以下の3つが挙げられています。

  1. 時間配分を変える

  2. 住む場所を変える

  3. 付き合う人を変える

この3つを一気に変える方法こそが「移動すること」なのです。


2. 定住すると選択肢が減り、不幸になりやすい

著者は「人生の豊かさは選択肢の多さ」と述べています。
一つの場所に定住すると価値観が固定されて選択肢が狭まるため不幸になりやすいのです。これは医師でも同じことがいえます。

例えばブラック医局にいると医局の価値観に染まりすぎるリスクがありますよね。

  • 朝6時出勤、夜11時退勤が常態化する

  • 休日でも呼び出されるのが当たり前になる

  • アルバイト禁止で低賃金でも「そんなもんか」と思ってしまう

移動すれば選択肢が増え「これがダメなら別の道がある」と思えるになると本書では指摘されています。私もこれは同意するところでブラック医局を円満退局してからというもの、組織のしがらみから解放されて人生の選択肢が一気に広がりました。常勤先は自分で選べますし、医局ならできなかったような多様なバイトも経験できるようになりました。(もちろん敢えてバイトをしないという自由もあります)

「定住すると不幸になりやすい」ということは頭の片隅に意識しておきましょう。


3. 移動すると能力が開花する

移動すると能力が開花すると本書では指摘されています。脳科学の毛内拡氏によると、脳は環境に応じて働く部分を切り替えているようです。旅行などで移動することで脳はポジティブで意欲的になりやすくなると説明しています。

慣れた環境では『デフォルトモードネットワーク』という機能が不要な情報をシャットダウンしてしまうので脳は省エネモードで働かなくなってしまいます。そこで旅行で不慣れな環境に行くと『サリエンスネットワーク』と呼ばれる働きが活性化。注意力が増し問題解決能力が向上するようです。

小説家がホテルにこもって執筆することで新しい発想を生みだしているのは、この脳の機能を有効活用した結果ともいえますね。私も普段は過ごさないバイト先の診察室や当直室で副業のアイデアを練るようにしてます。待機時間の長い美容バイトや寝当直バイトはこうした使い方にうってつけです。

たまには新しいバイト先に行ったり長期の休暇を取れた際には旅行に出かけてみましょう。きっと何か新しいヒラメキが得られるはずです。


4. なぜ人は環境を変えられないのか?

人が環境を変えられない最大の理由は「安定を求めすぎるからだ」と筆者はいいます。日本人は特にこの傾向が強く公務員志向が強かったりパスポートの取得率がたったの17%だったり、とにかく新しい環境を嫌います。

しかし毎日同じ場所にいると刺激がなくなり人生がつまらなく感じるようになります。実際に長期間同じ病院に勤務し続けて退屈を感じている勤務医の先生は少なくないのではないでしょうか。

本書は「これからの時代は適度なリスクを取る人の方が成功しやすい」と指摘しています。実際にX上でも『○○年開業予定』と公言している若手医師のアカウントはちょくちょく見かけますし、このトレンドは医療者も無縁ではないと感じています。ただ選択肢は大きなリスクを伴う開業だけではありません。副業、新NISA枠を使ったインデックス投資、SNSでの情報発信、転職などリスクの取り方は様々です。まずは小さなところから安定の枠の外へと踏み出していくといいと思います。


5. 具体的にやるべき5つの行動

では、どうすれば移動しながら人生を変えることができるのでしょうか?
著者は以下の5つのステップを推奨しています。

① 年4回は海外へ、年4回は国内旅行へ

いきなり海外移住は難しいため、まずは『旅行を習慣化する』ことを筆者は勧めています。といっても"移動そのもの"に価値があるため観光地巡りは不要です。日帰り旅行や短期滞在でも効果はあるので、とにかく旅行の回数を増やしていきましょう。私も毎年の海外旅行は欠かさないようにしています。著者曰く最終的には年4回は海外へ、年4回は国内旅行へ行くといいようです。(多忙な医師には難しいかもしれませんが・・・)

② 会社を辞めて独立する

そもそも時間とお金が自由にならないと移動することは難しいです。著者は独立することで「どこで働くか」「誰と働くか」を自由に選べるといいます。ただし医師の独立の代表格は開業になりますが「今すぐ勤務医を辞めて開業しろ!」というのはハードルが高いですよね。

本書ではYouTube、note、ポッドキャストなどのコンテンツビジネスをやって徐々に独立することも推奨しています。最初はこれを目指すといいでしょう。医師で情報発信をしている人は今や珍しくありませんし私もブログやnoteなどのコンテンツビジネスに挑戦するようにしています。

筆者は「副業では本気になれないため、完全独立を目指すべき」といっていますが、私としては副業で擦り傷を負いながらビジネスを学んで将来の開業に備えるくらいでも全然OKだと思っています。

もし医局に所属しているなら、退局すれば人事から外れるため「どこで働くか」「誰と働くか」は自由に選べます。週4の常勤で働けば移動の自由もできます。実際に私も週4.5勤務に変えてから夏場は毎月のように沖縄に移動してダイビングができるようになりました。手段はどうあれまずは移動の自由を作るアクションを取りましょう。

③ 移動しながら仕事をする

現代はスマホとネット環境があればどこでも仕事が可能です。「移動時間を有効活用して仕事をすれば、むしろ生産性が上がる」と筆者はいいます。医師であってもコンテンツビジネスの運営は移動中にできますし、宿泊先のホテルでオンライン診療のスポットバイトをすることも可能です。外科系などどうしても常勤先でしか医業を行えない診療科もありますが、外科系の先生でもXやYouTubeで盛んに情報発信をしている先生はいらっしゃいます。私もツイートなどは移動中のスキマ時間を使って作成するようにしています。小さなことからでもいいので"移動しながら仕事をできる体制"を整えていきましょう。

④ 毎日同じ時間に同じことをする

本書では環境が変わっても継続できる習慣を持つことが大事だと指摘されています。実際に著者はどこにいても朝6時にカフェで仕事をするようです。旅行先でも毎日決まった時間に何かをやる習慣を持つのです。私も起床後のブログ/noteの執筆作業、毎日PM6時のXの投稿は欠かさないようにしています。「何をやるか」は重要ではなく淡々と続けることを目的にしましょう。その努力はいつか花開くはずです。

⑤ 間違いを恐れずに見切り発車する

「失敗を恐れて準備に時間をかけすぎると行動できなくなる」と筆者はいいます。どのみち最初から完璧にはいかないので、まずは「試しに行ってみる」という気持ちで行動してみましょう。私も過去にロゴデザイン、ラインスタンプ作成、ブランドせどり、プログラミング、クラウドファンディングetc…などに挑戦してみて全て失敗しました。それでいいのです。実際に行動してみて、しっくりこなかったり失敗したのなら、そこから修正すればいいのです。こうした経験は後に必ず活きてきます。準備に時間をかけすぎず動きながら修正していきましょう。


結論:移動そのものに価値がある

  • 「意思ではなく環境を変えないと人生は変わらない」

  • 移動することで選択肢が増え、視野が広がり、人生が豊かになる

  • 新しい環境に身を置くことで脳が活性化し、能力や収入も向上する

  • 安定志向を捨て、移動を通じて初体験を増やすことが重要

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