「風鈴の音色に、まだ見ぬ夏を慈しむ。(7月13日)」
7月のお題|#夏の音景色― ひかり、風、記憶の中にある音│A.M.C│#10
/clutch0105
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先日の七夕まつり、あなたはどのようにお過ごしになられたのでしょうか。
毎年、梅雨空を、当のご本人たち天牛と織姫の目の前の天の川があいにくのお天気で会えないことへの無念を想像しつつ、曇天の夜空を見上げられた方もおられたかも知れませんね。
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さて、7月に入り、街を歩けばどこからか夏の気配が濃く漂ってくる季節。
高温多湿の日本の夏を少しでも快適に、そして心地よく過ごすために、わが家では毎年この時期になると窓辺に風鈴を飾ります。
風が通り抜けるたびに、チリン、と鳴るあの音は、耳から涼を運んでくれるささやかな魔法のようです。
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実は、風鈴とひと口に言っても、その素材によって驚くほど音色の表情が異なることをご存知でしょうか。
たとえば、涼しげなガラス製の江戸風鈴。
優しく風に揺れると、どこかお祭りの日のような、可憐で瑞々しい高音が響きます。
その軽やかな音を耳にするだけで、どこか子供の頃に見上げた青空を思い出すような、懐かしい気持ちにさせてくれます。
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一方で、南部鉄器などの鋳物(いもの)で作られた風鈴。
こちらはまた、ガラスとは全く違う魅力を持っています。リーン、と長く引くその余韻は、深く、どこか厳かで、空間全体の温度をそっと下げてくれるような凛とした響きがあります。
音が消え入る最後の瞬間まで、じっくりと耳を傾けたくなるような深い美しさがあるのです。
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どちらが良いというわけではなく、その日の空気や、自分の心の持ちようによって「心地よい」と感じる響きが変わるのが、とても面白いのですよね。
そんなことを心に置いて、街歩きをすると、わが家の他にも風鈴を吊るしておられるご家庭があるようで、遠くから漏れ聞こえてくる涼やかな風景を求めて、少しの寄り道を楽しむ私がいます。
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日々の忙しさのなかで、日常生活のなかに潜む「さりげなく耳に触れる音」。
それらに手を伸ばして、そっと慈しむこと。
それこそが、私にとって何より贅沢で、ゆとりのある暮らしの在り方なのかもしれません。
あなたの周りには、今、どんな夏の音が響いていますか?
過ごしにくい時期、どうぞ健やかに。
今日も、良い一日になりますように。
(🎹MIYABI)
🌟Special thanks:
clutch0105 さま
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