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「実はすごい! 『猫ふんじゃった』2月6日」

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『猫ふんじゃった』という曲を、あなたはご存知だと思う。あれこれ厄介な問題もあって
今は下火になった『駅ピアノ』や、楽器店で
展示されたスタインウェイなどの素晴らしいピアノの試奏を進めてくださった際に、まさかまさかの『猫ふんじゃった』をいきなり弾き出して、後ろに控える店員に引かれたり…。

あとは、学校の音楽室のグランドピアノを前に、『ピアノを演奏できる!』と鼻息も荒く最初に弾いた"ファーストペンギン"の『猫ふんじゃった』。
あとは堰を切ったように黒山の人だかりで、われも我も弾き始めるお馴染みの曲。

ふと気づくと、背後には音楽の先生の姿。
今度は慌てて、『蜘蛛の子を散らしたかのように』逃げ出す。

いつの時代にも、ピアノを前にして、そんな下賤な戯れ歌は『弾くな弾くな』と言われると、余計に弾きたくなるのが人情というもの。

(『猫ふんじゃった』弾くなと言われると、余計に弾きたくなる。とりあえず、周囲に人目のないことを確かめてから…。🤭)

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とはいうものの、ピアノを奏でる🎹私は、この『猫ふんじゃった』は、おふざけでも演じた「記憶はごさいません。」🤭

いや、真面目な話。
演奏会では、たとえアンコールであっても、決して近づくことはない、『禁断の名曲』なの。
それにしても『猫ふんじゃった』という曲に真正面から組み合ってみると、なかなか謎が多いと気づく。

まず、作詞作曲が不明。まったく伝わっていないという謎が立ちはだかる。

ピアノ曲をまとめた曲集に収められ、ちゃんと楽譜に残されているということは、どなたかの作でありそうだが、民族民謡のように音やメロディーが口伝えや聴き覚えだけで伝わっていたのを採譜したのかもしれない。

(『猫ふんじゃった』の譜例。ト音記号の右側にある調性記号に(♭)が6個。変ト長調。)

メロディーや和音の様子から、音楽史でのバッハの活躍したバロック音楽の時代ではなさそう。モーツァルトやベートーヴェンらが活躍した古典派から以降だと感じるが、それならば、即興演奏がもてはやされた当時に『"猫ふんじゃった"の主題による変奏曲』という作品が一切見当たらないのが不思議だ。

たとえば、あなたもご存じのフランス民謡『きらきら星』、原曲は"Ah! vous dirai-je, Maman(ああ、お母さん、あなたに話したい)または「あのね、ママ聞いてよ」)というタイトルの18世紀の🇫🇷フランスの民謡・シャンソン。

それが、ドーヴァーを渡って🇬🇧U.K.イギリスで詩がつけられ、さらにモーツァルトがこのメロディで「きらきら星変奏曲」を作曲したことで、広く知られるようになった。

(じつは『猫ふんじゃった』は、日本だけで通じるタイトルと知り、愕然とする。猫さん。)

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さらに、この『猫ふんじゃった』は、本当は『猫ふんじゃった』ではないとも言われている。最初に、私がハッキリと作詞作曲者が不明と言った。
この『猫ふんじゃった』という、愛猫家には眉をひそめたくなる題名は、日本で後付けされた歌詞から派生したもので、厳格に表現すると『猫ふんじゃった(仮)』なのである。

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以下、「猫ふんじゃった」の世界での呼び名。
(※Wikipediaより引用。)

『猫が入っているタイトル』
・ねこふんじゃった(日本)
・ねこのマーチ(ブルガリア)
・猫の踊り(韓国)
・子猫之舞(台湾)
・黒猫のダンス(ルーマニア)
・猫のポルカ(フィンランド)


『犬が入っているタイトル』
・犬のワルツ(ロシア)
・犬のポルカ(チリ)

『その他動物』
・アヒルの子たち(キューバ)
・三羽の子アヒル(キューバ)
・ロバのマーチ(ハンガリー)
・お猿さん(メキシコ)

『(昆虫)ノミが入っているタイトル』
・蚤(ノミ)のワルツ(ドイツ、ベルギー)
・ノミのマーチ(オランダ、ルクセンブルク)

『その他』
・Kalle Johansson (スウェーデン)
・トトトの歌(イギリス、アメリカ)
・カツレツ(フランス)
・チョコレート(スペイン)
・公爵夫人(デンマーク)
・三女の足(デンマーク)
・道化師ポルカ(アルゼンチン)
・追い出しポルカ(マジョルカ島)
・箸 -Chopsticks-(イギリス、アメリカ、カナダ、ハンガリー)
・黒のメロディー(ユーゴスラビア)
・サーカスソング(イギリス、アメリカ、カナダ)
・泥棒行進曲(中国)

(これで『猫ふんじゃった』のタイトルが変われば、尻尾を踏まれずに済むと一安心。)

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猫好きとしては、猫さんのナイーブで敏感な尻尾という部位を散々に踏みつけられてさぞや、迷惑な想いでいるかと心を痛めていたのだ、これで一安心した。

それにしても、この『猫ふんじゃった』というタイトルが世界各国では異なる名前で親しまれているという。
そのお話を小耳に挟んで、私はひらめいた。
それではまるで、「童話『ルドルフとイッパイアッテナ』/斉藤洋」の、あのボス猫「イッパイアッテナ」と同じじゃない、🤭と。

今日も、良い一日になりますように。
(🎹MIYABI)


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備考:

『ルドルフとイッパイアッテナ』
斉藤 洋/著、杉浦範茂/絵
講談社

商品情報

出版社 ‎講談社 (1987/5/20)
発売日 ‎1987/5/20
言語 ‎日本語
単行本 ‎274ページ
ISBN-10 ‎4061335057
ISBN-13 ‎978-4061335059

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