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【2026|マレーシアレポート④・ペナン教育視察】ウェルビーイングを育む学校づくり―「心を育てる遊び」を重視するインターナショナルスクールSCIPS小中学校フォト報告

はじめに

2026年6月後半、私は小学6年生の娘とともに、マレーシア・ペナン島を2年ぶりに取材してきました!

私たちは2022年から2024年までの2年間、ペナン島で母子留学を経験しました。
娘は現地のインターナショナルスクールに通い、
私はその中で実践されているイギリスの新たな学校科目であるPSHE(人格・社会性・健康 教育)や米国発祥のSEL(社会性と感情の学習)、ヒプノセラピー、メンタル面のウェルビーイング教育に強い関心を持つようになりました。

(そこから、出会った教材やアクティビティを輸入販売する会社をおこしたのが、設立3年目を迎えたリトルパイナップルです。)

今回の再訪では、現地の学校や教育環境、書店、教材売り場などを訪ね、2年の時を経てどのような変化や継続が見られるのかを取材しています。

この連載では、

子どものメンタルウェルビーイング
社会性と感情の学び(SEL)
PSHE(人格・社会性・健康教育)
遊びと学びの環境づくり
多文化社会における共生の教育

といったテーマを中心に、マレーシアの教育現場で見聞きした実践や教材、学校文化についてレポートしています。

ウェルビーイング教育リサーチャーとして特に関心を寄せているのは、「子どもたちが安心して自分らしく「心」を育んでいける環境は、どのように作られているのか」という問いです。

教室で行われる授業のプログラムとともに、遊びの環境、人との関わり、学校文化、保護者との協働など、子どもの「心の育ち」に働きかける、さまざまな要素に注目しながら、日本の教育や子育てへのヒントを探っていきたいと思います。

今回は、まさに娘が2年間お世話になったSt. Christopher's International School(SCIPS)レポ―トです。

St.Christopher International (Primary)School(SCIPS) at Penang/ Malaysia

娘が在籍していた2022〜2024年、この学校はちょうど、イギリス発の遊び改革プログラム「OPAL(Outdoor Play and Learning)」の導入に力を入れ始めた時期でした。今回はそのフォトレポートをお届けします。


OPALとは?

OPAL(Outdoor Play and Learning)教育プログラムは、イギリスのNPOが研究者らとともに開発した学校改善プログラムです。「すべての子どもに、毎日すばらしい遊びの機会を」を理念とし、子どもが自ら遊びをつくり出せる環境づくりを重視しています。遊びを通して、身体的・情緒的な健康、レジリエンス、創造性、問題解決力などを育むことを目指す取り組みです。

コロナ禍で失われた子どもの遊びを取り戻す


当時2023年11月に行われたSCIPSの保護者向け説明会では、「コロナ禍で失われた、子どもの遊びとウェルビーング・社会性を取り戻すための取り組み」という説明がありました。

教頭によるOPALの概要説明会(SCIPSにて)
遊びに関する研究データを含む専門的な資料が配布されました


スライドによる「子ども遊びが減ることによる弊害」の説明シーン


SCIPSの外部評価報告書では、OPALの導入が子どもたちの社会性や情緒的発達、そして学校全体の雰囲気に大きな影響を与えていると評価されています。さらに同校は、その積極的な実践が評価され、英国国外で3校目となるOPALプラチナ認定校としても紹介されています。

SCIPSの校舎前

導入から今回の訪問までの3年間、この学校の遊びの時間はどんな喜びや楽しみの場を育んできたのか。その様子を掲載可能な写真とともにお届けしています。

⭐タイヤ、木材、砂、水、自然素材——これらが夢中になれる遊びに変わっていきます。

砂場と水場
水場のひとつ

⭐自分たちでルールを決め、仲間を集め、つくりだす遊びの場と時間。自分たちで生み出したからこその達成感と笑顔。

(学校での通常日の撮影とSNS掲載は禁止されているため、なかなか子どもの写真を掲載しずらいのが残念です)
⭐公式facebookでは、遊び特集としてこんな参考動画がありました

なお、このOPALの取り組みについては、今年2026年3月、学文社よりその理論的背景から実践の具体的な道筋・事例までを紹介する書籍が刊行されています。

次回のレポートは、8月7日(金)

に、Opalプログラムについてくわしくご紹介されているこちらの書籍を解説する予定です。

日本では厳しい暑さが続いていますね。
助け合い、工夫して、この夏の時間をすごしていきたいですね。
もうすぐ8月。お互いご自愛いたしましょう!

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