専業主婦の時代 2001/10 sakura43
長男を出産後三年間、専業主婦をしました
これは子供を自分の手で育てたかったからです
引っ越して間もないこの時期、
友達も出来ず夫も出張がちで子供と二人だけの日々でした
育児の不安、社会からの隔離
もてあます感情は、子供に向けられました
泣く子を殴る そしてすがりつく姿に安心する
うるさいからと放置する
そして、子供の謝る姿に安心するのです
この安心感は、自分の手の内に子供だけはいるという安心感です
そしてそれは、ますます自分を狭い世界へと押し込んでいきました
この状態から救い出してくれたのは近所の人たちでした
幸い同じ年頃の子供が10人くらいいて
その親と打ち解けることで少しずつ世界が広がっていきました
近所付き合いとして挨拶くらいはしていましたが
私の怒鳴り声や長男の泣き声などが聞こえていたのでしょう
長男を公園に連れて行こうとした時
「一緒に行こう」と声をかけてくれました
そのお母さん達は以前から子供たちと一緒にあちこちの公園巡りをしていたそうでその仲間に入れてくれたのです
毎日のように連れだって公園に行く
そこでたわいないおしゃべりをする
先輩のお母さんからいろいろ教わる
その繰り返しが育児の不安を解消してくれました
長男が三歳の時 その友達の一人から役所主催の育児講座の誘いがありました
一週間に一度二時間 託児所つきで講座を受ける
この時間は貴重なのもでした
自分に戻れたのです
育児講座から私の講座ジプシーは一年間続きました
ただそこで見たものは私を愕然とさせました
子供を言い訳にする人
反論を自己否定としか受け取れない人
幼い子供は出掛けにぐずったりして親を困らせます
ただそれは少し早く準備する 前日から早く寝かせるなどの方法で防ぐことができます
でも中にはそれを遅刻の言い訳にするお母さんもいました
これは違う甘えです
意見を交換する講座に出たとき 反対の意見を述べるとそれを自己の全面否定としか受け取れず、涙を浮かべ感情論でしか話せない人たちがいました
専業主婦という世界がここまで人を狭くするとは思いませんでした
確かに家では自分の意見は大体通ります
近所でも深く付き合いさえしなければ反論されることもありません
社会性の欠如
知らず知らずのうちに私も含めてどっぷり漬かっていたのです
これは楽です
でも、子供が成長した時そんな母をどう見るでしょうか
夫との対等な対話ができなくなるかもしれません
これは専業主婦に限らず仕事にしか興味のない人や老人
年齢に関係なく若い人にも見受けられます
狭い価値観しかないので反論に対して免疫がないのです
仕事をすることこそ社会性に繋がるとは思っていません
ただ仕事だけでなくより多くの世界に目を向けることで
幅が広がり柔軟な思考を持てる
そして、人と深くかかわることで免疫が出来るのです
今でも反論されれば落ち込みます
ただ、あのときの経験が私をそこから救ってくれます
そして、また新しい繋がりを作ってくれる
傲慢な意見かもしれません
だから、反論頂戴ね
(この後専業主婦だけが悪いんですか?という反論があったのでそれに対し翌日追記しています)
早速書き込みありがとうございます
そこで、追記
あくまでも専業主婦だけが対象ではありません
世の中には仕事を持つ持たないに関わらず
自分の世界を広げるのが下手な人がいます
これに陥りやすいのが専業主婦という意味です
自分の世界は狭い方が住みやすい
摩擦も少ないし 楽
ただそれでは世界が広がらない
違う世界に足を踏み入れた時その摩擦に耐えられない
これではつらいよ
と言いたいのです
これだけ情報があふれている中どう選択するかは自由です
ただその選択肢を広げるためにも世界を広げる
それが大切ではないでしょうか
2001/10 sakura43
