見出し画像

第37回:3度目の外構計画と間取りのさらなる進化~27歳夫と29歳妻、なんとなく資料請求から始まったマイホームの話~

2026年1月17日(土)。
先週に続き、僕たちは積水ハウスのオフィスへと向かった。

この日は外装打ち合わせの2回目。
主なアジェンダは、前回おおむね固まった敷地配置計画に基づき、家の「顔」とも言える外構(エクステリア)の詳細、そして間取りの微調整だ。

スムーズに進む外構計画。積水ハウスの「叩き台」力

注文住宅はすべてをゼロから決めていくものだと思っていたが、積水ハウスの進め方は非常に合理的だった。

フェンス、門柱、庭の植栽、駐車スペース。

これらについて、設計側が事前に僕たちの好みを汲み取った「ベース案」を提示してくれるのだ。

かつて三井ホームで計画していた際も外構案は検討していたし、ガーデンプラスに相談したこともあったが、積水ハウスの提案はそれらと比較しても遜色なく、きれいなパースやCGを用いて検討を進めてくれる。

ゼロから悩むのではなく、提示された「正解に近い叩き台」をブラッシュアップしていく作業。このスピード感こそが、積水ハウスのプロフェッショナルとしての付加価値なのだと感じた。

チーフアーキテクトの「魔法」と膨らむ予算

打ち合わせが盛り上がったのは、玄関アプローチの階段についての議論だった。CGを見ながら、担当のイケオジと、トップ設計士であるチーフアーキテクトが、さらりと魅力的な提案を投げかけてくる。

「この階段、あえて蹴込(けこみ)を作らず、浮かせたようなデザインにしませんか? その方が圧倒的におしゃれに見えますよ」

提示されたのは、まるで階段が空中に浮いているかのような「蹴込無階段」のデザインだ。最新のCGで確認すると、その洗練された佇まいに「ぜひ採用したい!」と夫婦で即決した。

ただし、こだわりは常にコストと表裏一体だ。

外構工事費の見積もりは、駐車場2台分の舗装や門周りを含めて契約時は約350万円。おしゃれな提案が積み重なるたびに、予算のメーターが着実に上がっていく音が聞こえる気がしたが、これこそが注文住宅の醍醐味(あるいは恐ろしさ)なのだろう。

「家庭菜園」という新たな夢

外構を考える中で、一つ浮上したのが広い庭の活用方法だ。単に芝を敷き詰めるだけではもったいない気がして、「家庭菜園でもしようかな」という動機が芽生えてきた。
以前の計画では1階にテラスを設けてくつろぐ予定だったが、その役割はすでに2階のバルコニーに移管している。

空いたスペースをどう活かすか。

妻には管理の面で懸念されているが、土に触れる暮らしへの憧れも捨てがたい。

家具リストで更なる間取りの進化

今回の打ち合わせで、設計チームを驚かせたのは妻が準備した一つの資料だった。それは「新居に持っていく予定の家具・家電一覧」だ。

冷蔵庫や洗濯機といった大型家電はもちろん、愛用しているテーブルや棚の縦・横・高さまでを詳細にリスト化したもの。注文住宅において「今持っている家具がどこに、どう収まるか」は、住んでからの満足度を左右する極めて重要な要素だが、意外と盲点になりやすい。

イケオジと設計士はこのリストを即座に図面へ反映させてくれた。

  • このソファの幅なら、リビングのこの動線は十分に確保できますね

  • この棚をここに置くなら、コンセントの位置を左右に数センチずらしましょう

自分たちが今賃貸マンションで使っているお気に入りの家具・家電もばっちりはまることが確認でき、安心した。

バルコニーに水栓はいる!?

少しずつ細かい話も設計士とはしている。
例えば「バルコニーに水栓はつけるか」。

僕たちのバルコニーは、2メートル×2.5メートル。
もちろん、お金を出せばつけられるが、そこまでするべきか….
掃除はバケツに水汲んで何とかするか……

そう思っていた時、駐輪場付近にある立水栓が気になった。

「この立水栓をバルコニーに移動させられますか?」

と聞いたところ、「問題ない」という回答を設計士から得られたので、ほぼ増額なしで立水栓をバルコニーにつけられる見込みだ。

あっという間の4時間。そして次のステップへ

気づけば、打ち合わせ開始から4時間が経過していた。 外構、間取り、そして家具配置。一つ一つのピースが、僕たちの理想というパズルにハマっていく。帰り道、妻と交わす会話は自然と弾んだ。「楽しかったね」「あっという間だったね」。

次回の打ち合わせでは、いよいよコンセントの位置など細部についての議論が始まる。 別途、パナソニックとクリナップの住宅展示場へ行き、キッチンなどの住宅設備も見に行く予定だ。

予算の増額に戦々恐々としながらも、僕たちの心はかつてないほどのワクワクに包まれていた。

いいなと思ったら応援しよう!