海の駅なおしま_2006_SANAA



















直島の海の玄関口「海の駅なおしま」は、建築家ユニットのSANAA(妹島和世・西沢立衛)が設計しました。周囲の風景に溶け込むような「広く薄い大屋根」と、空間を緩やかに分節する「ガラスの円柱(パビリオン)」の組み合わせが特徴的な建築です。
広大なフラットルーフ
縦横約70メートル×52メートル、面積約3,600平方メートルに及ぶ巨大な一枚屋根が敷地全体を覆っています。厚みがなく極めて薄く作られているため、圧倒的なスケール感でありながら軽やかで浮遊感のある佇まいを生み出しています。柱のない開放的な広場
大屋根の下には、フェリーターミナルの待合室やチケット売り場、駐輪場、広場などが混在しています。視線を遮る壁や柱が最小限に抑えられており、乗船客や島民、車やトラックが境界なく同じ空間を共有するおおらかな場所となっています。ガラス張りの複数のボックス
大屋根の下には、機能ごとに独立したガラス張りの小部屋(透明なボリューム)が点在しています。屋内と屋外の境界を曖昧にし、外の景色や光を内部まで連続して取り込むSANAAらしい手法です。海と空に馴染むデザイン
瀬戸内海の穏やかな風景や、周囲の島々の緑、行き交う船の風景を邪魔しないよう、素材の透明感や白い天井面が徹底されています。
