さらば!


久しぶりの更新です。

父親の半生を書くといいましたが、
どこまでを世に出すべきで
どこまでを世に出してはいけないのか。

ずっと考えております。

ちょっとその前に祖父母の出会いから書いていこうかと。


親父の親父(筆者の祖父)は、いわゆる在日朝鮮人二世である。

母親と兄弟達と関西にたどり着いた小さい頃の祖父。
なぜかほかの兄弟達を置いて母親は祖父だけを連れ関東の地へ。

筆者が生まれたときにはもうひいおばあさまは居なかったので
詳しい話は分からない。

関東で育った祖父はそれから色々経験していた。

きっとその時代の在日朝鮮人と呼ばれる人々は苦労したのだろう。
祖父は反社会に足を踏み込んだ。

順番は曖昧で分からないが
サッカーの道にも進んだとも話していた。

反社会を抜けるため、祖父は片目を失った。
指ではなく目なのかと。
聞いたときは震えた。

「ハルベの目どうしたの」と聞けば、仕事で見えなくなったんだと
周りは教えてくれたが、それを本当につい最近まで信じていた。

それから関東から東北の地へ行った祖父。(なぜなのかは不明だ)

そこで水商売をしていた祖母と出会う。

一目惚れした祖父はどうしても祖母と結婚したかったんだろう。

滝へ行き、祖母に

結婚してくれないならここから飛び降りて死ぬ!

そう言ったそうだ。

それを聞いたとき心が熱くなったのを覚えている。

なぜかというと

筆者が産まれ、それから祖父母、父母と暮らし始めたのだが
記憶にある祖父母は毎日喧嘩していた。

アルコール中毒で毎日のように酒を食らう祖父
普段の祖父とは全くの別人だ。

「アイゴ!!※△%□…」

なんて自分たちが分からない言葉を言いながら、
少し気に食わないことがあるとすぐ祖母に当たり、
ガラス製の灰皿が目の前を飛び祖母にドカン。
「アボジ!オモニの事いじめないでください!!」
なんて母親が言っていたのも思い出した。

そんな毎日だった。
だがそんな姿を見ても、怖いと思わなかった。
なぜなら筆者達には一切怒らない。
びっくりする程怒らない。

むしろいいおじいちゃんだ。
手のひらを顔の両側に当て、舌を出しておどける。
そんな陽気な祖父だった。

喧嘩の最中「ハルベ!やめなよ!」
と筆者が一声かければスンっとした表情で落ち着く。
まるで怒られた後の犬のように、スン。
今思い出すと笑えてくる。

それでも毎日毎日、ワンカップやウイスキーを飲む祖父。

喧嘩ばかりなのにどうして結婚したのだろう。
そう思って過ごしていた。

だからその話を聞いたとき、そこに愛はちゃんとあったんだと理解できた。


今日はここまでにしておこうと思う。
また更新します。見てくれてる人、ありがとう。

さらば!




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