SCS評価制度の「25項目」、何から手をつければいい?優先順位の考え方
「SCS評価に対応しなければ」とわかってはいるものの、25項目を見て途方に暮れている方へ。
全部を一気にやろうとするのが一番の失敗パターンです。優先順位を決めて、積み上げていくのが正解です。
ISMSとSCS評価、何が違うの?
「うちはISMS持ってるからSCS評価も大丈夫?」という質問をよくいただきます。
結論:別物なので、別途対応が必要です。
ISMSは「自社のリスクを分析して、そのリスクに応じた対策を選ぶ」リスクベースの制度。一方SCS評価制度は「この25項目すべてに対応しているか」を確認するベースライン型。「リスクが低いから省略する」という判断が通用しません。
ISMSを持っていると審査がスムーズになることは多いですが、免除にはなりません。
全25項目の構成
25項目は3カテゴリに分類されています。
組織・ルール(10項目):ポリシーの制定、担当者任命、社員教育、アクセス権限管理、委託先管理など。
技術・運用(12項目):脆弱性管理、マルウェア対策、MFA導入、ログ管理、バックアップ、暗号化、ネットワーク分離、脆弱性診断など。
緊急時対応(3項目):インシデント対応計画の文書化、対応訓練の実施、BCPとの連携。
どこから手をつけるか
コストゼロ・すぐできるものから始めましょう。
最優先:担当者任命(宣言するだけ)、社員教育の実施(1回でOK)、MFA導入(多くのサービスで追加費用なし)
次に優先:セキュリティポリシーの文書化(IPAのひな型を活用)、インシデント対応フローの作成(フロー図から始める)
計画的に取り組む:EDR・ログ管理ツールの導入、脆弱性診断(予算確保が必要)
★3取得の目安は6〜8ヶ月。逆算すると「今すぐ動き出す」のが正解です。
SCS評価25項目の全詳細・項目ごとの解説・★3〜★4のロードマップは、ハチマルヤ合同会社の公式サイトで解説しています。
→ 詳しく読む:SCS評価制度の全25項目と攻略ロードマップ——ISO27001との違いも解説
