結果よりも「まだ分からない」が頭を占領していた。
結果が悪いことよりも「まだ分からない状態」のほうが苦しかった。
そんな経験はありませんか?
私は最近、その理由が少し分かった気がしました。
少し前に、取引先とのやり取りで報酬の支払いが止まるかもしれない出来事がありました。
最初は「お金が回収できないかもしれない」という不安だと思っていたんです。
でも、一連の出来事を振り返ってみると、私が本当に気になっていたのは、お金そのものではありませんでした。
印象に残っていたのは、安心したタイミングです。
報酬が振り込まれた日ではなく、「支払います」という返信が届いた瞬間に、不思議なくらい気持ちが切り替わったんです。
そのとき、「もしかすると、人は結果そのものよりも、結果が決まっていない状態に頭の中を占領されるのではないか?」と考えるようになりました。
今回は、その出来事を振り返りながら、この仮説について整理してみようと思います。
取引先と連絡が取れなくなった
ある日、仕事を依頼してくれていた取引先と突然連絡が取れなくなりました。
1週間前には、来週もお願いしますと返事をいただいていたので、まさかの出来事です。
その仕事は、当時の私にとって大きな報酬源の一つでした。
このまま連絡がつかなければ、報酬が支払われない可能性もあります。
海外の会社だったため、対応に時間がかかりそうと頭をよぎりましたが、できることから始めました。
まずは、依頼元の会社へ英語でメールを送り、事情を説明します。
問い合わせ窓口に連絡しても、しばらくは返事が返ってこず、何度か同じ内容を送って、数回目でやっと返事が返ってきました。
しかし、返ってきたのは「そんな仕事は依頼していない」という返事。
そこから、依頼された記事のURLや担当者の名前を伝えながら、何度もやり取りを重ねることになりました。
気づけば、一か月ほどそのやり取りが続いていたのです。
目の前の仕事はできる。でも頭の片隅には残り続けた
もちろん、その間も他の仕事はしていました。
作業を止めるわけにはいきません。
それでも、ふとした瞬間に
「回収できなかったらどうしよう。」
そんな考えが頭をよぎります。
無視できる問題ではありませんでした。
事業を続けるうえでも、大切な収入源の一つだったからです。
目の前の作業は進めながらも、頭のどこかでは、この件がずっと場所を取っていました。
安心したのは、入金された日ではなかった
印象に残っているのは、安心したタイミングです。
私は、お金が振り込まれた日に安心したわけではありませんでした。
相手から
「支払います。」
という返信が届いた瞬間でした。
まだ入金はされていません。
それでも、その一通のメールを読んだあと、不思議なくらい気持ちを切り替えることができたのを昨日のことのように、よく覚えています。
本当に気になっていたのは、お金だったのか
最初は、お金が回収できないことが不安なんだと思っていました。
でも、それだけでは説明がつきません。
まだ結果は出ていないのに、返信が来ただけで安心できたからです。
そこで振り返ってみると、自分が苦しかったのは、お金そのものよりも
「この先どうなるか分からない」
という状態だったのかもしれません。
未確定なものほど、存在感は大きくなるのかもしれない
前回の記事では「存在感」という言葉について考えました。
今回の出来事を振り返ると、その存在感を大きくしていたのは、未確定な未来だったように感じます。
結果が悪いことよりも、結果がまだ決まっていないこと。
先が見えないから、何度も考えてしまう。
自分ではコントロールできないから、頭の中で大きな場所を占め続ける。
だから、「支払います」という一言で、存在感が一気に小さくなったのかもしれません。
問いは、まだ続いている
今回の経験だけで「人はみんなそうだ」と結論を出すつもりはありません。
でも、自分を観察してみると、頭の中で一番大きな存在感を持っていたのは、お金ではなく、「まだ決まっていないこと」だったように思います。
これがたまたま今回だけのことなのか、それとも他の場面でも同じことが起きるのか。
これからも、日々の出来事の中で観察を続けてみようと思います。
いつも読んでいただき、ありがとうございます。
このnoteでは、日々の出来事をきっかけに、自分なりの気づきや仮説を観察しています。
正解を伝えるというより、「自分ならどうだろう」と考えるきっかけを届けられたら嬉しいです。
共感したことや、まったく違う見方でも構いません。
コメントで一緒に考えられたら嬉しいです。
