私が一番大好きな旅行先、ペナンをもっと知ってほしい🇲🇾
はじめに
こんにちは。突然ですが皆さんってペナンという街をご存知ですか?
おそらく旅慣れた方には常識で、東南アジアを旅行を検討しつつ、結果タイやベトナムを選んだ方は頭の片隅に残っているかどうかくらいで、国内旅行派さんやお仕事の都合などで海外旅行を選択肢に入れ辛い方にとっては初耳だ、くらいな、そんな知名度ではないでしょうか?
ある程度以上の年代になると、バックパッカーのバイブルこと沢木耕太郎の「深夜特急」で知ったという方も多いのですが、少なくとも私の周囲では私と同年代〜それ以下の人にはあまり知られていない印象を受けました。
ペナンはマレーシア北西部に位置するマレーシア第二の都市で、島側と半島側で構成されています。州都ジョージタウンはアジア文化と西洋文化の入り混じった美しい街並みが評価され、街全体がユネスコの世界遺産にも登録されています。

こういう「ショップハウス」が無限にあります

私はこれまで11回の海外旅行の中でペナンには3回訪れています。ここが私のアナザースカイ。100%ありえないけど私があの番組に出ることになったら迷わずペナンを選ぶと決めているくらい大好きです。
※6/22追記:この度またまたペナンに行きまして、12回分の4回になりました!👏🏻👏🏻
そんなペナンをもっと知ってほしい、いや、あまり有名になりすぎても寂しいけど、それでももう少しくらいは知られていてもいいはずじゃないのか?なんかるるぶを見てもまっぷるを見てもページ数の少ないオマケのような扱いを受けてて不服すぎる…!!という思いでこの記事を執筆しています。これを一本読むだけでペナン(観光)のことが大体わかったぜという気になれる記事を目標に執筆しました。
純粋に情報だけを紹介する記事ではなく、途中途中で実際に私達が旅行に行って感じたことや経験したことへのコメントも混じるため少し長くなりますが、興味ある項目だけでも見ていただいて何かのお役に立てれば嬉しいです。
ペナン基礎情報
マレーシア北西部に位置するマレーシア第二の都市。東西貿易の寄港地として古くから栄えており「東洋の真珠」と称されていました。マレー系の他にインド系、中華系の住民も多く、さらにイギリス統治時代の名残もあって4つの文化が混ざり合った街並みなどが評価され、中心部のジョージタウンは街全体が世界遺産に認定されています。


どうやって行くの?
ペナンには日本からの直行便がないため、飛行機の乗り継ぎか鉄道、バスで行くことになります。
飛行機の場合✈️
飛行機で行く場合はクアラルンプール国際空港で乗り継いでペナン国際空港へ向かうのが一般的ですが、シンガポールやバンコク、香港経由でも向かうことが可能です。所要時間は乗り継ぎ待ちも合わせて9〜14時間ほど。

スタバもあります

地方空港としては大きめなイメージ
鉄道の場合🚄
鉄道で向かう場合はクアラルンプールで飛行機を降りてKLセントラルという鉄道駅へ移動。そこでKTMという高速鉄道に乗車して、ペナン島の対岸にあるバターワースという駅で降りた後にフェリーに乗り換えてペナン島に入ります。
KTMは日本の新幹線のような雰囲気で過ごしやすく、シートもふかふかで快適です。日本にはない食堂車もあるのでぜひ試したいところ。



所要時間についてですが、クアラルンプール国際空港→鉄道駅のKLセントラルは電車で30分ほどで、KLセントラル→バターワースは4時間程度。(目安として、ちょうど羽田空港(3タミ)からモノレールで東京駅へ行き、新幹線で東京→広島へ渡るのと同じくらいだとイメージしてもらうと分かりやすいです)
バターワースからはフェリーに乗ってペナン島に入ります。乗船時間は15分ほど。フェリーを降りたらホテルに向かうことになるのですが、ペナンのフェリー発着場は観光の中心地の近くにあるので、ホテルの位置によっては歩いて向かうことも可能です。暑いけど……
ちなみにマレー鉄道はタイやシンガポールからも繋がっているので、国境越えの旅(所謂沢木ルート)で向かうのも超アリだと思います!海外旅のロマンですよね✨
バスの場合🚌
バスの場合はクアラルンプールのTBSというバスターミナルからバターワースのペナンセントラルorペナン島内のスンガイニボンというバスターミナルに入り、それぞれに応じてフェリーかgrab(東南アジアで使える配車アプリ)で中心部に向かう形になります。
乗車時間は渋滞等なければ5時間ほど。車内にトイレはないので、休憩スポットに降りた時に行くことになります。
私は全部試したことがあるのですが、個人的なおすすめ度は①空路→②鉄道→③バスの順になります。身も蓋もないですがとにかく早いので空路が一番楽です。ペナン空港も綺麗だし。でも時間が取れるならマレー鉄道とフェリーの旅も風情が最高で捨てがたいので個人的に一度はやってみてほしい気持ちがあります。
バスは日本では考えられない価格と胡座もかけるゆったりシートで超快適なんですが、車内にトイレがなく自分のタイミングで行けないし渋滞に巻き込まれると目も当てられないのであまり使いたくないな、というのが正直なところです。ただ便数が多く基本当日でもチケットが取れるため、柔軟なスケジュールで旅行したい方にはおすすめです◎
ペナンの魅力について
ここからは私が思うペナンの魅力を書いていきます。
その①建築と街並み
まずは何といっても世界遺産に登録されているその街並みです。マレー系の文化に中国やイギリス、インドの文化が混じりあった街並みは唯一無二。日本に過ごしている私にはちょっとした異世界感もあるのですが、それでいてどこか懐かしさも感じられるのどかなローカル感もあって本当に癒されます。
魅力的な建築も非常に多いです。
イギリスに統治されていた期間があるペナンには、コロニアル様式の白亜の建築が点在しています。南国らしいヤシの木などの緑に建築の白が映える景色はなんとも言えません🥹

雰囲気はまさにこんな感じ
また、中国系の文化にルーツのある「ショップハウス」と呼ばれる形式の建築も非常に多く並んでいます。1階は店舗、2階が住居になっていることが特徴で、日本の長屋のように奥に長いのが特徴です。またこちらもイギリスの要素とミックスされて発展していったようです。

カラフルに塗られたショップハウスが連なります


利用されていることが多いです

ペナン独特の特徴なんだとか
シンガポールやプーケットにも同じ形式の建築はあるのですが、先程の写真のJalan Kek Chuanの様に新しく塗り直されたものが多く、生活の場というよりは観光地化されているイメージです。それはそれで可愛らしくて素敵なのですが、古くなって味の出た建物が連なる様子はペナンならではの景色かなと思います。(ちなマラッカにもあるらしいけどやっぱり少し違うみたいです)
他にも多民族国家のマレーシアらしくモスクやインディアンストリートがあったり、

高層ビルやハイブランドの入ったショッピングモールがあったりなど都会的な街並みもあります。そして海沿いの街に行けばビーチリゾートらしい景色も楽しめたり…♡
一回の旅行で様々な街並みを楽しめるのがペナンの魅力です✨

その②ウォールアート
ペナンには多数のウォールアートが点在しています。正確な数は把握していないのですが、1日で全部見ることは到底無理なほどの点数がジョージタウン中に散らばっています。

元々は2012年にペナンのイベントに招待されたリトアニア出身のアーティスト「Ernest Zacharevic」が地元の人をモデルに制作したウォールアート(先程の画像もその一つ)が人気となり、様々なアーティストがあとに続いて今に至るそうです。
ショップハウスの壁やシャッターなどなど、どの道を歩いても必ず一つは見つかるんじゃないかというほど本当に沢山のアートが目に入ります。針金で製作したアートや可愛らしい猫ちゃんなどバラエティも豊か。
以下に撮影してきたものをいくつか紹介します。

したシリーズで、これはお祭りなのかな…?



その③歴史的な邸宅
その①でも軽く触れましたが、ペナンには魅力的な建築が数多く存在します。中でも華僑にルーツを持つ富豪が建てた邸宅の豪奢な建築は必見です!
ペナンには一般に公開されている邸宅が2つあり、それぞれ「プラナカンマンション」、「チョン・ファッツィー・マンション(ブルーマンション)」と呼ばれています。どちらも違った特色を持っていて、観光の目的地としても大人気となっています。
それぞれについてだけで1本記事が書けるほど魅力が盛り沢山なのですが、ここではさらっと紹介していきます。
プラナカンマンション

エメラルドグリーンがすてき
「プラナカンマンション」は19世紀に富豪によって建てられた邸宅で、現在は博物館として利用されています。プラナカンとはかつて移動してきた華僑の末裔の総称のこと。(ただこの邸宅を建てたのはプラナカンの方ではなかったようです)
内部にはアンティークな調度品や美術品が非常に多く展示されています。ダイニングや寝室など当時の生活が再現されたような展示は必見です!




プラナカンタイルとお花が可愛すぎました🥹

一部の展示物には英語の解説文も設置されています。また私は参加しませんでしたが、館内を英語か中国語で解説してくれるツアーもあるそうなので参加してみてもいいかもしれません。
チョン・ファッツィー・マンション
その特徴的な青い外観からブルーマンションとも呼ばれる「チョン・ファッツィー・マンション」はホテルとして利用されています。


華人の実業家によって建てられた邸宅で、中国系と西洋系の建築様式がミックスされ、風水に基づいた思想で作られています。その優れた建築が評価され、ユネスコの世界文化遺産建築保存賞を受賞しています。
こちらはプラナカンマンションとは違い、一般に公開されているのは敷地入り口のカフェとエントランスの奥までの一部のエリアのみ。


ですが、なんと、宿泊者に限り!一般客には隠された客室エリアに入ることができます。



お部屋も広く清潔でとても過ごしやすいです。TVでyoutubeが見れるのもありがたい🥹

泊まったのはまだ1回だけですが、愛が強すぎて永遠に語れてしまうので一旦ここまでにしておきます。こちらはわりと直近で宿泊したのでまた記事を書きたいな〜と思っています。
気になる宿泊料ですが、前回訪問した際は大人2名1泊約23,000円で、今入れている予約は前回より1ランクグレードの高いお部屋で大人2名2泊約56,000円です。朝食はどのプランでも必ず含まれていて、小さめのブッフェスタイルです。

歴史的な邸宅に泊まれて朝ごはんも付いてこの価格はかなりリーズナブルなのではないでしょうか。
スタッフのホスピタリティも高く、カタコトの英語でも温かく対応してくれます。ペナンを訪れた際はぜひとも泊まってほしいホテルです!(泊まることが難しい場合でも、プラナカンマンションと同様にツアーがあるのでまずはそちらを体験してみてもいいかもしれません)
その④食事
美食の街と呼ばれるペナンにはローカルな食堂からレストランまで様々な飲食店があります。どこで食べてもある程度味は保証されており、というかはっちゃめちゃに美味しいことの方が多くて、少なくとも大きなハズレはありません。個人的には日本人にも親しみやすい味が多いように感じました。
食事の種類もマレー料理に中華、インド料理、日本含む各アジアの料理と西洋料理などなど本当に豊富に揃っています。

タマリンドの酸味と魚の風味が好きです

東南アジアらしく屋台文化も発展していて、街中の至る所に見つけられます。衛生面も比較的問題ないお店がほとんどです。個人的には東南アジアで最も信頼できる屋台だと思っています。(シンガポールは殿堂入り)

また、シンガポールのホーカーズのような屋台フードコートも至る所にあり、観光客向けの所からローカルが集う所まで様々です。



海外旅行あるあるとして「観光客向けは美味しくない」という法則があると思うのですが、ペナンにはそれは当てはまらず、基本何を食べても美味しいので、ぜひ気になったものを試してほしいです✨
その⑤カフェホッピング
先程の項では主に食事をするお店についての話題がメインでしたが、ペナンはカフェも豊富です。しかもどのお店も本当におしゃれ!正直言ってこの部分に関しては日本は全然劣っているなと思ったりします。



美味しかった「Ludwig softserve」
ショップハウスを改装したお店がほとんどですが、中に入ってみるとお店ごとに世界観は様々でバラエティ豊かです。
ペナンらしいオールドな雰囲気の残るお店や東南アジアらしいカラフルなタイルで彩られたお店、今どきらしい韓国風インテリアなお店などなど様々なお店が揃っているので、必ずお気に入りのカフェが見つかるはずです✨
ここでは簡単に写真3枚だけで終わらせることにしますが、ペナンのカフェの話だけでもまた改めて記事にしたいなと思っています📝
その⑥選択肢豊富なホテル
その③で触れたブルーマンション以外にも、ペナンには様々なホテルがあります。
中でも有名なのはイースタンアンドオリエンタルホテルでしょうか?シンガポールのラッフルズホテルを手掛けた兄弟によって建てられた、コロニアル様式が美しいホテルです。
(私達はまだ泊まったことがないので写真はないのですが、次のペナン旅行で予約しているので泊まったらまた宿泊記を載せたいと思っています)
またこの記事ではほとんど触れていませんが、これまでに紹介してきたスポットのあるエリア「ジョージタウン」から車で10〜15分ほど離れた海沿いのエリア「ガーニー地区」にはペナンマリオットがあり、現在ウェスティンも建設中です。
これらのホテルの近くにはハイブランドも入っている大型モール「ガーニープラザ」や屋外型ホーカーズ「ガーニードライブ」もあるので滞在には困りません。
※6/22 追記:先日久々にガーニードライブを訪れたらほとんどのお店が閉まっていて、奥の方の数件が営業しているのみでした。たまたま休みだったのか、それとも再開発の影響で手前のエリアから立ち退きしてるとか……?詳しいことはわからないのですが、ここを目当てに行くなら事前によく下調べをした方が良さそうです。


あとはコートヤードがあったりもしてマリオットボンヴォイ勢には結構行きやすい旅行先な気がします。巷では「世界で一番お得に5つ星ホテルに泊まれる国」と言われることもあるマレーシアだからなのか、必要なポイントも低めです。(ありがたい…)
またショップハウスに泊まることのできるホテルもあります。

こちらはブルーマンションのチェックイン待ちでたまたま立ち寄っていたのですが、お店の奥に客室があるらしいです。知らなかった…。
なんで写真を撮っていたのかというと、もちろん素敵な雰囲気に惹かれたのもありますが、販売されていたポストカードにスタンプを押して入口のポストに入れ、自宅に発送してもらっていたからでした。店主さんも凄くいい人でした。



ちなみに私達は直近の旅行でブルーマンションに泊まるまでは、ブルーマンションから徒歩1分の「ベイビューホテル」に泊まっていました。
清潔感はそこそこで人によっては気になるかもしれませんが、それなりにグレードも高い(はずの)ホテルなので部屋の設備や広さはまあまあ申し分なく、ロビーも大きくて気持ちがいいですし、なんと言っても安いので費用を抑えたい方にはおすすめです。

3回の旅行で10泊くらいしてます

高級ホテルにもリーズナブルなホテルにも泊まりやすいのがペナンの魅力の1つだと思います。
その⑦都会とローカルの融合
ペナン州はマレーシア第二の都市なので、ペナン島内もリゾートのイメージの割には結構都会です。歩いていても都会だな〜と思います。ビルも結構見ますし、地上250mの高層ビル「コムター」もあります。冒頭に出てきたカラフルロードJalan Kek Chuanの周りなんてめちゃくちゃオフィス街ぽいです。(写真はないです)
でも南国だからなのか、人々もそこまでせかせかしている様子はなくのんびりとした時間が流れています。そして夜になれば屋台カーの連なるエリアで人々が談笑していたり、荷台にドリアンを積んだトラックを取り囲んでみんなで食べていたり、先程紹介したホーカーズ「レッドガーデン」で音楽に合わせて地元の方が踊っていたりなど、ローカルな雰囲気に溢れています。
それらを見ていると、旅行している私にとってもとても居心地良く感じられるのです。
ここからは私個人の話になってしまうのですが、私はどちらかというと自然溢れるリゾート地よりもシンガポールやクアラルンプール、バンコクのようなアジアの大都会が好きで、旅行では現地での街歩きを何より楽しみにしています。
そして同じくらい楽しみなのが、現地の食を味わうこと。ショッピングモールや観光客向けのお店で食べるのも大好きですが、なるべくローカルなお店や屋台で食べられるとなお良し。カフェなどで地元民と思われる方が勉強したりしているのを見てその地での暮らしに思いを馳せることも好きです。
ペナンは都会といっても流石に先ほど挙げた大都市と並べることは全然できません。ですが日本の地方都市のような程よい都会感と南国らしいおおらかなローカル感が混ざり合っていて、観光の場のすぐそばに地元民の生活があり、前述の旅行の楽しみを全て叶えられるペナンはまさに私の理想にぴったりなのです。
この都会感とローカル感の融合したどこか懐かしいような感覚はぜひ一度ペナンを訪れて味わってほしいなと思います。
最後に
いかがでしたでしょうか。ペナンが好きすぎてあれもこれも語ろうとしてしまった結果、8000字超の大作記事となってしまいました。
まだまだ伝え切れていない部分もありますが、これで現在の私がペナンについてお勧めするときに話したいことは大体載せられたのではないかなと思います。
ペナンは日本人にとってはまだまだ知る人ぞ知る旅行先のようなイメージです。でも冷静に考えるとまあそれでもいいような、こんな記事を書いておいてですが正直「人気が上がりすぎないでいてくれてもいいかな……」と思う気持ちも結構あるのですが、本っっっ当にいい場所なのでこの記事を読んで興味を持ってくださった方はぜひ訪れてみてくれると嬉しいです。
最後までお読みくださりありがとうございました!
