見出し画像

2026年2月12日15時40分発表短期予報解説資料

1.実況上の着目点

① 高気圧が、東シナ海から日本の南に張り出している。

② オホーツク海付近の寒冷渦 に対応する低気圧が千島近海と千島の東を北東進し、①の高気 圧との間で気圧の傾きが大きく なっている。北日本を中心に風 が強く、波の高い所がある。

③ 500hPa 5160m付近で-42℃以下の寒気を伴うトラフが北海道付近を東進し(稚内500hPaの9時 観測-43.7℃)、500hPa 5520m付近のトラフが日本海西部~西日 本付近を東南東進。日本海や伊豆諸島付近は気圧の谷となっている。北日本は3時間5~10cmの降雪を観測し、東北日本海側では雷を検知。

2.主要じょう乱の予想根拠と防災事項を含む解説上の留意点

① 1項①の高気圧は、13日にかけて日本の南に移動し、14日にかけて日本の東に中心を移す。

② 1項③の2つのトラフが12日夜にかけて本州付近を通過し、日本海の気圧の谷が北~東日本を通過。 上空寒気や気圧の谷周辺の下層暖湿気の影響で大気の状態が不安定となり、降雪が強まり大雪となる 所がある。また、1項②の気圧の傾きが大きな影響で、やや強い風や強い風が吹き、波が高くなる所がある。12日は、北日本では大雪や着雪に注意し、北~東日本では強風や風雪、高波、落雷、突風に注意。

③ 13日夜~14日はじめにかけて、500hPa 5160m付近のトラフが宗谷海峡付近を通過し、500hPa 5460m 付近のトラフが北日本付近を通過する。上層トラフと対応して北日本付近は気圧の谷となり、13日夜 までに低気圧が北海道地方付近で発生して東よりに進む。上空寒気と低気圧や気圧の谷に向かう下層暖湿気の影響で、大気の状態が不安定となる所がある。北日本では13~14日は、大雪や着雪、落雷、突風に注意。

④ 14日は、500hPa 5700m付近の強風軸に対応する前線が華中~東シナ海で顕在化し、夜にかけて九州 付近に進む。前線に向かう下層暖湿気の影響で、大気の状態が不安定となる所がある。また、500hPa 5340m付近のトラフに対応して、14日夜までに前線を伴う低気圧が日本海中部に発生して東北東進する。 九州では14日は、落雷や突風、急な強い雨に注意。北日本でも発雷の可能性に留意。

⑤ 2項①の高気圧に覆われる影響や2項③④の低気圧や前線に向かう下層暖気移流の影響で、14日夜ま でに850hPaの-6℃線が北日本まで北上するなど、全国的に昇温して850hPaの気温が平年より5~10℃高くなる。北~西日本の積雪の多い傾斜地では14日にかけて、なだれに注意。

3.数値予報資料解釈上の留意点

総観場はGSMを基本、量予想や降水分布はMSMLFMも参考。

4.防災関連事項 [量的予報等]

①雨量(18時からの24時間):多い所(100mm以上)はない。
②降雪量 (18時からの24時間):北海道30cm。
③波浪(明日まで):北海道・東北・伊豆諸島3m。

5.全般気象情報発表の有無

発表の予定はない。


量的な予報については、今後の状況により変化する場合がありますので、注意報・警報や全般気象情報等に記述する数値を利用願います。


いいなと思ったら応援しよう!

はちきん 応援 よろしくお願いいたします いただいたチップは、他のクリエイターへのチップに使わせていただく予定です