2026年4月6日15時40分発表短期予報解説資料
1.実況上の着目点
① 500hPa 5280m以下で-33℃以下の寒 気を伴う寒冷渦が中国東北区を東進。
② 黄海から日本海西部にシアーライ ンがのびており、周辺で活発に発雷。
③ 華中から東シナ海に前線がのびて おり、500hPa 5760m付近のトラフに対 応して前線上の東シナ海を低気圧が 東進。前線南側の東シナ海で活発に発 雷。激しい雨や非常に激しい雨を解析。
2.主要じょう乱の予想根拠と防災事項を含む解説上の留意点
① 1項①の寒冷渦は東進しつつ中心 をアムール川中流域付近に移して東 北東進、寒冷渦周辺の500hPa 5400m付近で-24℃以下の寒気を伴うトラフが7日~8日にかけて北日本を 通過する。また、1項②のシアーラインは、6日夜には北日本の日本海側までのび、7日は本州付近を通 過する。上空寒気やシアーライン南側に流入する850hPa 相当温位309Kの暖湿気の影響で大気の状態が 不安定となる。西・北日本では7日は、落雷や突風、急な強い雨に注意。
② 1項③の前線は、7日朝にかけて東シナ海から伊豆諸島の東にのび、低気圧は東シナ海から日本の南を東北東進する。また、7日朝までには前線上の伊豆諸島の東にキンクが顕在化し、8日にかけて日本の東で低気圧となり、カムチャツカの東へ進む。前線や低気圧周辺では下層暖湿気が流入して大気の 状態が非常に不安定となり、激しい雨や非常に激しい雨が降って大雨となる所がある。九州南部と南 西諸島では7日にかけて、伊豆諸島では7日は、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒 し、南西諸島と西日本では7日にかけて、東日本では7日は、落雷や突風、局地的には竜巻などの激しい突風に注意。
③ 2項②の前線や低気圧の周辺では気圧の傾きが大きくなり、やや強い風や強い風が吹いて波が高くなり、しける所がある。南西諸島では7日~8日は、西~東日本では7日は、強風や高波に注意。
④ 2項①の寒冷渦直下のアムール川中流付近には、6日夜には低気圧が発生して、7日は間宮海峡を通ってオホーツク海へ進む。また、8日は、500hPa 5700m付近のリッジに対応した高気圧が日本海から日本 の東へ移動し、日本付近は高気圧に広く覆われる。低気圧周辺では気圧の傾きが大きくなり、8日は高 気圧との間で気圧の傾きが大きい状態が続く。北~東日本では7日~8日は、強風や高波に注意。
⑤ 日中の昇温や降水の影響で雪解けの進む所がある。北~東日本の多雪地では8日にかけて、なだれ や融雪に注意。
3.数値予報資料解釈上の留意点
総観場はGSMを基本、量予想や降水分布はMSMやLFMも参考。
4.防災関連事項 [量的予報等]
① 雨量(18時からの24時間):九州南部150、伊豆諸島・奄美・沖 縄120mm。
② 波浪(明日まで):伊豆諸島4、北海道・東北・北陸・東海・近畿・中国・九州南部・奄美・ 沖縄3m。
5.全般気象情報発表の有無
発表の予定はない。
量的な予報については、今後の状況により変化する場合がありますので、注意報・警報や全般気象情報等に記述する数値を利用願います。
いいなと思ったら応援しよう!
応援 よろしくお願いいたします
いただいたチップは、他のクリエイターへのチップに使わせていただく予定です 