肩コリを感じないって幸せ?
患者さんに質問されたシリーズ。
「肩こりを感じない人っていますよね? 感じない方がいいんですか?」
こんな感じの質問でした。
まじ~めに応えると、痛いとか辛いとかいう感覚は、個人差があるんでなんとも。痛いからって「ひどい」わけじゃないし、逆に、痛くないからって、軽いわけじゃない。
ただね~~、痛いとかしんどいとか思わないってことは、ほったらかしってことですよ。
したら、確実に慢性化するじゃないですか。
痛覚ってのは、そもそも、身体の警戒信号。アラートなわけですよ。
災害がすぐそばまで迫ってるのに、信号を出す機械が壊れてて、なんぼ叩いてもスカ屁ってことはありえる。
目の前で火がボンボン燃えてるのに、「なんで警報機ならないの!?」って状態、良いと思います?
絶対アカンやつ。
でも、逆に火災報知器が敏感過ぎても困る。うちみたいな鍼灸院でお灸に火をつけるたびに火災報知器が反応してたらやってられん。
警報機がうんともすんとも鳴らんのは困る。
過敏すぎても困る。
でも敢えてどっちか選ぶなら、まったく鳴らんてのが一番まずい!
肩コリを感じないってのは、まずいことだってことです。
鍼灸師の立場で物言うとしたら、身体っちゅーのは常にサインを出して、全身でコミュニケーションをとっている。脳や意識に対して、身体が意見するとき。身体は言葉を持たないから、痛みやシビレ、しんどさという形で私らにサインを送ってくることがある。
それを無視していいと思う?
あかんやんな?
身体と私らの心は、お互いに思いやりを持って、相手の訴えに耳を傾けなくては。
じゃないと、見落としたら文字通りの意味で「命とり」になるサインもある。
肩こりを感じなくなっている人は、ちょっとサインを見落としがちかもしれない。意識して耳を傾けるようにしてほしい。
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