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asanoshizuku
「博士ちゃん」の視座に圧倒される
「博士ちゃん」というテレビ番組がある。
農業やピザ職人など、特定の物や世界にはまり、大人顔負けの知識や技術を披露する子どもたち、博士ちゃん。
「好きを究めるってすごいね」
と番組を見るたびに博士ちゃんたちが目を輝かせて語ったり技を見せてくれる姿に驚き、ただただ感心する。
昨夜は7周年記念の特別番組で歴代登場した博士ちゃんたちの過去と現在が特集されていた。
どの子も好きな道を更に究め、成長著しくて素晴らしかった。
中でも印象的だったのは、4歳からベビーカーにハマっている青森出身で現在東京の大学に通う女子大生だ。
ロケ地である代官山を行きかうベビーカーのメーカー・商品名・特徴を番組スタッフに説明しながらインタビューに応じている。
スタッフから「将来の夢」について質問された。
ベビーカーの関連会社に勤めたい、と答えるものと思っていると、
意外なことに答えは「市議会議員になりたい」だった。
東京の育児支援や道路が平坦なところを地元の青森にも取り入れたい、
と言う。
そのために議員になって市政に関わりたい、と話す彼女の姿に一緒にテレビを見ていた夫と同時に「すごーい」と叫んでしまった。
彼女はベビーカーだけを見ていたのではなく、ベビーカーを含めた育児環境を見ていたのだ。
そして地域の人たちが安心安全に子育てできる環境を作るという、大きな夢を描いていた。
「好き」を起点に地域の未来を見据えている博士ちゃん。
視座の高さが半端なく、見ていてまぶしい。
翻ってわが身は、彼女に対して「すごい」という言葉しか出てこない。
自分の貧弱な語彙力が情けない。
せめて「すごい」を表現する語彙のバリエーションは用意しよう、と決めたのであった。
