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東北旅行 そしてねぶた祭りに参加する

私は今、青森市内のねぶた祭り参加者のための臨時サマーキャンプ場に滞在している
ねぶた祭りは昨日の8月2日から始まった
今回私は山形県鶴岡市から自転車でスタートして青森県に向かった
昨年の秋に旅した時は稲刈りの季節だった
しかし急用ができここから列車に乗って自宅に急遽帰宅したので中断
今回はそのリベンジだ
竜飛岬に到着したのは鶴岡市を出発して5日目の夕方
第一の目的の岬にある赤いボタンを押すこと
そのボタンを押すと、石川さゆりの津軽海峡冬景色が流れるのだ
つまらないことかもしれないけれども、
それもこの旅の大きな目標だった

ただ残念な事に雨でびっしょりになって登った岬から見渡す景色は津軽海峡梅雨景色だったのだ

次の目標は、青森市内のねぶた祭りにハネトとして参加すること
浴衣や帯など指定されたものを着れば地元の人でなくても誰でも自由に参加できるのだ
そこがねぶた祭りの素晴らしいところ

梅雨空の不安定な天気にもかかわらず予定通りにこの街に来ることができた
とは言っても7月31日の午後から8月1日の午前中にかけて強い雨が降ったりして苦行のようなサイクリングであった
しかしなんとか夕方には青森市内に入った
天気予報では翌日の8月1日にはようやくにして東北地方も梅雨明けとなる
その予報が心の支えとなって漕ぐペダルに力が入ったのだった

フェリー乗り場近くの
キャンプ場に着いたときには雨も上がり、青空が見えるとはいかないけれどもまずまずの天気
ただすごい風でテントを張るのにも一苦労
気温もかなり低かった
地元の人に聞くと、この風はカムチャッカ半島から吹き込んでくるやませと言う風だそうだ
稲の成長期にこの風が吹くと東北地方は冷害で古来農民はとても苦労してきたのだ

キャンプ場にはすでに多数のテントが張られていた
ねぶた祭りは翌日からなのだが、前日からこのキャンプ場を利用することができた
青森市の好意でこの場所でのキャンプを許可されているらしい
祭りの期間中は、すべてのホテルや宿泊施設が例年満室となるので、私のような予約をしない気ままな旅人にはとてもありがたい
まぁもともとテント泊が主な旅だから、その他の選択肢はたまにしかないのだけれども

広いテントサイトの入り口には仮設トイレと仮設の水道設備がある
その他にゴミの分別ボックスが並んでいる
運営は自主的に祭りの参加者たちによって伝統的にされているようだ
2日の午前中には運営する人達による挨拶と気をつけるべきマナーの説明などがあった

リピーターが初めて来る人たちにアドバイスをしてくれて和やかな雰囲気のキャンプ村だ
私も夕方には浴衣の着付けを教えてもらって
祭りに参加した

バイクが9割以上、あとは少数ではあるが自転車での旅行者だ
テントの横に自転車があるとすぐにお互いに声を掛け合ってサイクリスト同士仲良くなった
日本一周中も何人かいた
3日前にライダーハウスで泊まり合わせた人とも再会することができた

日中には食料品の買い物を兼ねて衣装一式を購入した

市内のどこのスーパーマーケットやショッピングセンターにも衣装の売り場があった
この期間はどこもねぶた祭り一色だ
衣装だけで約10,000円、その他に白い地下たびを用意した
一晩だけの参加でレンタルで済ませる人もいた
それでも3000円台のよう
その場合夕方には借りに行って着用しなけれはならないのでちょっと忙しいようだ
旅行中の出費としては決して安くはないし荷物も増える
でもこの際そんな事は考えないことにした
私はこの祭りに参加したかったのだ
これらのものが揃うとなんとなく期待が膨らんでくる

夕方5時には参加者が集合して、会場近くの駐車場まで移動した。
市内の中心部が会場なので結構距離があるのだ。
でもそんな時間が楽しい
途中のベイブリッジから眺める船の停泊している港の景色も旅愁を誘った

途中のコンビニで腹ごしらえをしたりして、7時の祭りのスタートを待った

こんな旅先での共通項によって、初対面の人とも一瞬にして打ち解けられるのは旅の大きな醍醐味だ
そして今この場所にいることがとても居心地よく感じる
その夜はテントを激しく揺らす山瀬の音を聞きながら踊り疲れて泥のように眠りについたのだった

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