〇古代人(いにしえ)も また客なりと メニュー表 旧式紙の あの店へとまた  

※近所の「ステーキハウスどん」に「とんでん」。
少し遠いが「やわらかとんかつ彦や」は、実は、かなり気に入っている。
味以上に、注文方法。
タブレット端末でないのがいい。大判の紙式、メニュー表。かなり大きく、
見やすいものが、ドーンと「どうぞ」と渡されるのだ。素晴らしくわたしは評価する。表彰したい。
「はま寿司」や「ガスト」にも時々ゆくが、何だか落ち着かない。
指で横に流して、はい注文!タブレット端末の注文形式に、どうも慣れずに、腑に落ちない。
最近になってようよう疑問(?)は解決したが、自分で操作するのは未だイマイチ苦手。よって同行者にお願いするか、店員さんにしてもらう。
恥ずかしいけど、半ば、居直る。
(仕方ないじゃん!スマホすらが怖いんだから)
確実にわたしより上。年齢がいっていると思われる従業員さんの、鮮やかな手つきには、ただ感服するばかりだ。

「あ~っ、どうしましょーかねぇ」
「タブレット端末、導入しますか?」
「いいですねぇ、お洒落になって。時代の波に遂に我が社も、乗りますか!
若者層の獲得にもなるし」
「けど、経費が。初期費用たってそれなりに掛かるし」
どんや、とんでん、彦やの上層部たちは、頭を悩ませたに違いない。
スマホ社会=外食先での注文も、ああいうカタチが望ましい?
「ぺパレスなんだから、あんなでっかいメニュー表、要らなくね?」
「だよねー」
ラインで頻繁に会話されたら、どうしよう。
「う~ん」
「けど」きっと誰かが提案した。輝く鶴の一声だ。
「沢山ある外食店の中から、わざわざ当社の支店を選んで下さる。ありがたい事ですよね。若くても視力の弱い人もいますし、機械文字よりメニュー文字の方が、より商品をイメージできるのではないでしょうか?」
「どうかなぁ?」
「それに」一声の主は、もう一押しと踏んだのだ。
「スマホを持っていないお客様や、紙のメニュー表を手に取り、ページをめくって、写真を楽しんでから、ってお客様も、世代を問わずに多いかと」
「そうか!そうだよね!」
ならばメニュー表は、目立つように大きくし、写真もたっぷり載せ、、、。

全く知らない人だけど、その声。鶴の一声の主に感謝する。                   
                          <了>






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