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「高熱隧道」

自室の本棚に古びた文庫本が大切に仕舞ってあります。

   吉村昭 著 「高熱隧道」
  新潮文庫 昭和51年発刊(第二版)

自分をノンフィクションの世界に導いてくれた大切な本
たしか中学生のころかな、街の古本屋さんで手に取って史実に基づいた、
重厚でスペクタルな内容に、
夢中になり、その後の吉村昭氏の
「戦艦武蔵」「罷嵐」などの作品を
つぎつぎと読みあさりました。

先日新聞の紙面広告に
「高熱隧道」の文字が出ました。
大手旅行代理店が企画して
「黒部宇奈月キャニオンルート」として
立山と黒部峡谷を結ぶ
新たな観光ルートというものです。
その中に「高熱隧道」とよばれる
黒部峡谷を貫く、戦前戦中にかけて
電源開発のために作られた坑道があり
その一部の区間に灼熱の坑道区間があり、一般開放は当然危険が伴うために
行われていませんでした。
その高熱隧道区間がこの10月に
初めて一般開放されるそうで、
今回のプランが作られたようです
(なんと!!)

事前のレクチャーやヘルメット着用など
しっかり装備装着、たぶん旅行保険も入るのでしょう・・・なんたって
未踏の地を一般人が踏破するのですから。

こんな情報を見かけたもんですから、
なんか興奮しちゃってね
そういえば・・・で、本棚の奥の方にしまってある
「高熱隧道」の文庫本を取り出しました。
ちょっとカビが付着していましたが、
それだけ年季を重ねた、
自分にとって大事な本です。
(まさにノンフィクションのバイブルみたいなもんです)
ひさびさ本を開いてみると、
「うわぁ、小っちゃ…」で
昔は文字が小っちゃいんですね、
それがびっしりとあって
よく、こんなの読んだなぁ・・・
と思うほど。
(さすがに再び読む気にはなりません)

それにしても「高熱隧道」かぁ、
行きてぇなぁ・・・
行きてぇなぁ・・・行き・・・、
よし行くぞ。(いつかは)

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