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読者の記憶に残る「比喩」の作り方|ブラック・アウルの例えツッコミ講座



読んだそばから忘れられる

 
ことばの森の図書館。

エッグ・アウルは、最近ある悩みを抱えていた。

エッグ・アウル:「記事は読んでもらえるんです。でも…」

ドクター・アウル:「でも?」

エッグ・アウル:「次の日になると、みんな内容を忘れちゃうんです」

ドクター・アウル:「なるほど」

エッグ:アウル:「勉強になりました!って言われるんですけど、何が勉強になったのか聞くと答えられないんです…」

ドクター・アウル:「それは深刻だね」

そこへ…

ブラック・アウル:「原因はハッキリしてる」

ブラック・アウルが突然割り込んできた。
 

ブラック・アウルの意味不明な比喩講座

 
ブラック・アウル:「お前の文章には比喩が足りない!」

エッグ・アウル:「比喩?」

ブラック・アウル:「そうだ!たとえば…」

ブラック・アウル:「文章とは……宇宙を漂う銀河鉄道の量子エネルギーのようなものである!」

エッグ・アウル:「……は?」

ブラック・アウル:「さらに!」

ブラック・アウル:「コピーライティングとは、深海に潜むドラゴンが月面で踊るようなものだ!」

エッグ・アウル:「……意味がわからないです。」

ブラック・アウル:「そこが芸術だろ!」

エッグ・アウル:「いやいやいや!」
 

ドクター・アウルの鋭いツッコミ


ドクター・アウル:「ブラック」

ブラック・アウル:「なんだよ」

ドクター・アウル:「それは比喩じゃなくて謎だ」

エッグ・アウル:「ですよね」

ドクター・アウル:「比喩の目的はカッコつけることじゃない。伝わりにくいものを、伝わりやすくすることなんだよ」
 

レッスン①:比喩とは「翻訳機」である


ドクター・アウル:「エッグくん。人は知らないものを理解するとき、必ず知っているものに置き換えて理解する」

エッグ・アウル:「知っているものに?」

ドクター・アウル:「そう。」

例えば…

❌ 比喩なし

コピーライティングは顧客心理を理解して行動を促す技術です。

⭕️ 比喩あり

コピーライティングは「心の案内板」です。
読者が迷わず目的地へ進めるように導いてくれます。

エッグ・アウル:「あっ!こっちの方がイメージできます!」

ドクター・アウル:「それが比喩の力だよ」
 

レッスン②:優れた比喩は「見える」


ドクター・アウル:「良い比喩には共通点がある」

  • 見える

  • 想像できる

  • 体験したことがある

例えば…

「文章の構成」の重要性を説明するとき

❌ 文章の構成は重要です。

⭕️ 文章の構成は「家の設計図」です。設計図なしで家を建てると崩れるように、構成なしで文章を書くと読者は迷子になります。

「タイトル」の重要性を説明するとき

❌ タイトルは重要です。

⭕️ タイトルは「お店の看板」です。看板に魅力がなければ、誰も店の中に入ってきません。

エッグ・アウル:「たしかに一発でわかる!」
 

レッスン③:比喩は「覚えてもらうため」に使う


ドクター・アウル:「実は比喩の最大の目的は「理解」じゃなくて「記憶」なんだ」

エッグ・アウル:「記憶?」

ドクター・アウル:「そう。」

人は論理を忘れる。
でも映像は覚えている。

ドクター・アウル:「だから優れた書き手は、読者の頭の中に映像を残そうとする」
 

ブラック・アウルの反論


ブラック・アウル:「だったら比喩を100個入れれば最強じゃね?」

ドクター・アウル:「違う」

ブラック・アウル:「え?」

ドクター・アウル:「比喩はスパイスだ」

ドクター・アウル:「カレーにスパイスを100種類入れたらどうなる?」

ブラック・アウル:「まずそう」

ドクター・アウル:「そういうこと。」

エッグ・アウル:「ブラックさん、今日もいい反面教師ですね」

ブラック・アウル:「なんか最近その扱い多くない?」
 

成長:エッグ・アウルの変化


その夜、エッグ・アウルは記事を書き直した。

▼ Before

読者との信頼関係を構築することが重要です。

▼ After

信頼は「銀行口座」のようなもの。日頃から価値を預金している人だけが、いざという時に引き出すことができます。

エッグ・アウル:「おおっ!なんか急に伝わる気がする!」
 

翌朝のコメント欄


📩「銀行口座の例え、めちゃくちゃわかりやすかった!」
📩「比喩のおかげで内容が頭に残りました!」
📩「今でも看板の話を覚えています!」

エッグ・アウル:「やった!文章が映像になった!」
 

まとめのレッスン

比喩とは、難しい話を簡単にする翻訳機。
そして、読者の頭の中に映像を残す魔法。

難しいことを説明するときは「これは何に似ているだろう?」と考えてみよう。

その一言が、あなたの文章を「忘れられない文章」に変えてくれるかもしれません。
 

次回予告

次回は『読者はなぜ途中で読むのをやめるのか?|ブラック・アウルの離脱率アップ講座』

ブラック・アウル:「離脱率90%を目指すぞ!」

エッグ・アウル:「目指しちゃダメです!!」

ドクター・アウル:「次回は最後まで読まれる文章の秘密を学ぼう」

ぜひ、アカウントをフォローしていただき、次回のレッスンを楽しみに待っててくださいね。

ことばの森の不思議なレッスン
3羽フクロウ一同

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