【自由研究】ろうそくの科学 〜火が消えると水が動くフシギを徹底解説〜
めあて
ろうそくの炎とガラスコップを使った実験を通して、「空気の性質」と「ものが燃えるしくみ」を理解しよう。
実験の準備物
ろうそく(できれば背の低いもの)
ライターまたはマッチ
皿(ろうそくより少し大きいもの)
水
ろうそくがすっぽり入るガラスのコップ
※火を使う実験なので、必ず大人の人と一緒に、燃えやすいものを近くに置かない場所で行いましょう。
実験の手順
皿の上にろうそくを立てて、火をつける。
皿の中に、少しだけ水を注ぐ(ろうそくの周りが浅く水に浸る程度でよい)。
火のついたろうそくの上から、ガラスコップをかぶせて、皿にぴったりとつける。
コップの中の様子を観察する。
しばらくすると火が小さくなり、やがて消える。そして、消えた後にコップの中に皿の水が吸い込まれていくのが見える。
なぜこの現象が起きるのか
ポイントは「コップの中の空気」の変化にある。
① 火が燃えている間、空気は温められて広がろうとする ろうそくが燃えると熱が発生し、コップの中の空気はあたためられる。あたためられた空気は体積が増えようとするので、一部はコップの外へ押し出される。
② 火が消えると、空気は急に冷える 炎がなくなると、コップの中の空気は周りの温度まで急速に冷やされる。空気は温度が下がると体積が小さくなる性質がある。
③ 燃焼で使われた酸素の分だけ、気体の量も少し減る ろうそくが燃えるときには酸素が使われて、二酸化炭素と水蒸気ができる。できた水蒸気の一部は、コップの内側で水滴になって液体に変わるため、気体としての量がさらに減る。
これらが組み合わさることで、コップの中の空気の圧力(気圧)が外よりも低くなる。外の空気はお皿の水を押しているので、気圧の低いコップの中に向かって水が押し上げられる、というしくみだ。
ここで大事なのは「水が消えた火に吸い寄せられている」のではなく、「外の空気がお皿の水を押し込んでいる」という点。主役はあくまで空気であって、水はいわば空気の圧力差によって"押された結果"動いている。
この実験からわかること
空気には目に見えないが体積や圧力があり、温度によって変化する
ものが燃えるには酸素が必要で、燃えると空気の性質が変わる
「気圧の差」によってものが動くことがある(これは天気や台風のしくみにもつながる考え方)
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