紫テント公演・アリババ 2025.06.15

安田くん念願のテント公演2日目。

注釈付き小椅子サイド席。滑り込みの申し込みでチケットをゲットして見てきました。

感想は別のnoteで。
今日はアリババの私なりの解釈を書きたいと思います。

・・・

主人公の宿六。
私が宿六をどんな人だと思って観劇したか

それは、

最初、馬の声が聞こえる!!俺は柔らかい裸足の足で3日3晩走ったんだ!雨の中、みんなに笑われながら!

これは、安田くんの演じる宿六のセリフ(ニュアンス)

私は、宿六は統合失調者だ、と思った。

聞こえないものが聞こえ、見えないものが見え、それを現実だと思う。そういう特徴があるんだとおもった。

黒い馬を追いかけて高速道路を走る事を誇らしげに話す宿六。

幼さを感じた。

そして、愛する女性である貧子さんにキスをされたり、体を迫られたりすると、頬を拭ったり、体を遠ざけたり。

貧子さんの出す、淫猥な雰囲気のなぞなぞを聞いて、気まずそうに照れたように目をそらし、知らないと答える。

女の股ぐらに男が顔をちかづけるのってなぁにみたいななぞなぞだった気がする。

答えは膝枕。

宿六は何を思い浮かべたやら。

私は、そんな宿六の様子を見て、

また、

貧子を貧子さんと呼び、貧子も年下の男に対して話すような可愛がる口調と態度で宿六に接する様子を見て、

ウブな若い男が年上のお姉さんにからかわれながら居候させてもらっているような話かと思った。

宿六を、若くて、精神がちょっと弱い、妄想と現実の区別がつかないけれど、本人なりに意志を持っているのかもしれない。そんな人に見えた。

・・・

話が進み、雨が降ってきたかなー?と気にする宿六。また馬の声が聞こえたら濡れながら走るらしい。

そんな話をしていると、

貧子には見えないが、宿六には見える、緑の服を着て背中に赤ん坊を背負った男がクローゼットから出てくる。

黒い馬を待っていると話す宿六と、俺が見たのは赤い馬だったと言い張る緑の男。

緑の男が去ると今まで無かったところに銀のボウルが洗われ、その銀のボウルの中に液体が入っていた。

貧子さんに『なんだろうこれ?』と問いかけ、味見をさせる宿六。

貧子は甘くて美味しい!となり、飲み干す。

2回目に緑の男が来た時に、『赤い液体は見なかったかい?』と聞かれ、それは赤ん坊のご飯だったと言う。

私は母乳かなと思う。母乳は血液だもんね。
甘くないらしいし、白いけど、ニュアンスは母乳だと思う。

赤い液体ほうがなんだかおどろおどろしいというか、それっぽい感じだ。

もしくは、母親の体内を巡る血液。

どちらにせよ血液かな。

・・・

黒い馬を待つ宿六に『今夜馬がくる』と伝える緑の男。
喜ぶ宿六、

緑の男が見えるようになる貧子。

男が背中に背負う赤ん坊は拾った子供。その辺でいっぱい拾えるらしい。

馬が来る目印にこの手をぶら下げておくといいと、宿六は緑の男からエイコの手を貰う。

エイコとは、5ヶ月貧子のお腹の中にいた子供。

どうして子供を川に流した?
どうしてお墓を立てない?

そう聞かれる宿六。

・・・

家の外が騒がしくなり、男たちの声が聞こえる。

バーーーンと家に入ってくる白い男たちと赤い馬と白い女たち。

宿六をお父さんと呼び、貧子をお母さんと呼ぶ。

その中にエイコもいた。

だから彼らは堕胎児かな、

双子だったり奇形だったり言語が弱い子もいた。

男児は腰から金の巾着を下げていた。わかりやすく男児。

最初は骨かと思ったけど、なぜお墓を作らない?川に流す?という話から、普通に肉体アリの堕胎児だと思った。

貧子は子供に会えて嬉しい記憶が蘇って、幸せそうにしている。
というか、幻覚を見せられ、惑わされ、狂わされてるという方が正解かも。

さっきまで狂ってた宿六も勘弁してくれよ!って感じ。

貧子がお父さんとも呼んでおやり?と堕胎児達に言うと、

『お父さんは芸子遊びしてたからなーー』と言う。

そういえば、貧子がミルクを飲み干した時
『じゃあ代わりにご飯かなにかくれよ』と言われ、『俺たちももう暫く何も食べてない……』と答える。

もしかして:甲斐性なし?

芸子遊びをし
間違えてだか意図的だかで貧子を孕ませ、中絶させる

幻覚・幻聴があり、働けていそうな感じもない。

・・・

赤い馬は子宮?胎盤?

赤い馬の腹から出てくる、さびたジャックナイフ……

馬を子宮と思うなら、それと近しい棒状のものとして思い浮かべられるのは男性器?

馬を胎盤と思うなら、中絶する時のメス?

でも、それをもって宿六が緑の男を刺した時、返り討ちにあっていた。

・・・

生まれてこなかった命を集め、プールで泳がせ、守る緑の男。

その人に返り討ちにされたってことは、どういうことだろう。

・・・

私は、なんとなくだけど、あれは男性器をイメージしたものだと思う。

堕胎児を守る言わば神の立ち位置的な緑の男に男性器を向け、返り討ちにあう。

あなたの精子はお断り、的なことかなと……。

ジャックナイフさびてるし……

散々中絶させてきて女癖の悪かった(であろう)宿六。

序盤でキスをされても迫られても、それとなく避け、

そういう男女の夜の雰囲気になることを避けていた宿六。

宿六は……

うぶな若い男じゃなくて

散々ヤリまくってきてるし、かつ、勃たなくなったおじさんなのでは……?

と思った。

・・・

それを正しい解釈とするならば、

赤い馬と黒い馬の対比は、

現実と夢。

夢を追い続ける男性と

現実を見ている緑の男と女性

・・・

なぜ最初貧子に緑の男が見えなかったのかとか、
ブランコに乗る貧子とその背中を押す緑の男はなんなのかとか、
なぜそのシーンに宿六がいなかったのかとか、

アリババの街だからなんなのかとか、
なんでアリババの街だと黒い馬も赤い馬になるのかとか、

色々まだ分からないことはあるけれど

私が宿六をどんな人と思って見始め、こんな人か……と気づいて観劇が終わったかという話でした。

・・・

貧子が目から血を流しておじさんに舐めてもらうシーンはなんだったんだ……?


いいなと思ったら応援しよう!