四半世紀以上を駆け抜けたグループが、自分たちの手で幕を引くということ

【四半世紀のアイドルファンが想うこと★V6★ vol.336】:土曜更新

私はV6の箱推し、2021年に解散したが、とてもつらかった。

私の勝手な思いだが、嵐の先日の5月31日の活動終了は、どこか他人事とは割り切れないところがあった。
そのため、嵐のファンクラブには入ってないが、STARTO ENTERTAINMENTの枠で配信を申込み、リアルタイムで見た。

自分でもファンクラブに入ってないアーティストの配信をリアタイするのは不思議だったが、ジャニーズ時代からだと活動内容は違うが割と同じ時代を駆け抜けてきた嵐とV6。
嵐のデビュー前のジュニア時代から彼らを見る機会があったが、透けて見える人の良さなど、見ながら数十年前の記憶が蘇ってくる感じだった。V6の20周年のコンサートの時はサプライズでお祝いに来てくれて、ステージで一緒に踊ってくれた。義理堅さに胸アツだった。
もちろん嵐のファンの方々の思いとは私は場違いなところにいるが、彼らの凄まじい人気は代えがたいものだし、ずっと続いてほしかったし、ずっと続いていくと勝手に思っていたので、数年前の活動休止の報を聞いた時はびっくりした。

何か一つの時代の区切り、そんな感慨を持ってしまう。

最後のコンサートの配信を見ながら、数年前のV6の解散を思い出す。
私は運よくその解散コンサートの最終日が当たり、見に行くことができたが、その時の得も言われぬ気持ちも想い出した。

ああ、今配信先での東京ドームで、そこにいるファンの方々はどんな気持ちでいるのだろうか。

眼の前での推しのパフォーマンス、カッコいいし美しいから声援を送る。
でもその声援の一つ一つが終了への時を刻むものとなっていく。

声援を送りたい。
でも終わってほしくない。


V6の時、最終日が当たって嬉しかったが、これが最後だとかえってつきつけられて、得も言われぬ気持ちになった。

そして当たってから変な気持ちになった。
楽しみな部分がないわけではもちろんない。
しかし、2021年はコロナ禍でもあったから病気になったら会場に行けないし、交通事故に遭ったりも避けなければ。道を歩く時はいつも以上に慎重とならざるを得なかった。

世間の人たちの中には、単に好きなことに、趣味なんだろう、そんな世界になんでそこまでとか思うだろう。そう思われるのもよくわかる。

しかし、ファンにとっては、日常では得られない感覚を与えてくれて、その洗練されたパフォーマンスを見て疲れが吹き飛んだり、パワーを与えてもらったり、他に代えがたい存在となっている。

嵐のラストライブ、素晴らしいものだった。
会場にいるファンの方々、倍率が凄すぎて当選しなかったが配信で見ている本当に多くのファンの方々、自分の推しで経験している身としては、自分の知り合いでもないファンの方々を思うと、胸がつまる思いだった。

ラストライブ、3時間30分近く、これはメンバーも体力的に大変だろう。でもそこにかける彼らの想いが、集中力が、画面越しにも伝わってくる。
嵐の活動も四半世紀以上、パフォーマンスしながら色んな場面が思い出されていただろう。

ああ、ファンクラブに入ってない私が、嵐のラストライブをリアタイまでして見ているのは、単純にV6と重ねているわけではなく、四半世紀以上活動してきた嵐という場を終了させる彼らのプロとしての想い、ファンへの、そして自分たちへの想い、それをパフォーマンスを通じて見たかったのだ。彼らが大事にして育て作り上げてきた嵐という巨大な存在感、そんな存在感を自分たちの手でしめくくる、そんなプロの場面を見れることなんて人生そんなにないだろう。


ラストの曲も終わってステージからはける彼ら、あるかどうかと思ったが、アンコールはなかった。
ファンのアンコールの声援は続く。
自分もV6のラストでずっとアンコールを叫んでいたことを想い出した。
今東京ドームにいるファンの方々はどんな想いでアンコールを叫んでいるのだろう。
本当に全力で活動終了させる、そのためにしっかりパフォーマンスをしてそれで終わらせる、それがグループを大事にしてきたメンバーの覚悟だったんだろう。


あとで色々見てたら、岡田准一くんが見に行ってたらしい。嵐とV6のつながりに胸が温かくなる。

本当にたくさんのファンの方々、嵐のメンバー、その胸のうちを勝手に想像して、自分がV6のラストコンサートで感じた想いが自然に思い出されたりもして、一週間ほどたった今も、自分で勝手にもの想いにふけっている。

アイドルは別次元の存在とはいえ生身の存在、いつか必ず終わりは来るんだろうが、切な過ぎる。でも嵐もV6も四半世紀以上活動を続けてくれた。
こんなにも人生に食い込んで人生を豊かにしてくれた存在、長く長く活動してくれたことへの奇跡も感じるところでもあるのだ。


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