【明日のための、その六】--基本の「工具RTF:Role(役割):Task(タスク):Format(形式)」を、 1秒で取り出す「辞書登録」
AIへの指示出し
には「6つの工具」を使い分ければいい、という話をしました。
今回からは、その一つひとつをどう現場で使いこなすか、私の実践記録(深掘り)をお届けします。
トップバッターは、最も出番が多い基本の工具。「RTF(アール・ティー・エフ)」です。現場で言えば、どんな修理でもまず最初に握る「プラスドライバー」ですね。
そして今回は、このドライバーを「0.5秒で取り出す」ための、ちょっとした工夫(読者の方からヒントを頂きました!)も紹介します。
なぜ「RTF」が基本なのか?
おさらいですが、RTFとは以下の3つの頭文字です。
Role(役割):あなたは〇〇です。
Task(タスク):〇〇をしてください。
Format(形式):〇〇の形式で。
なぜこれが基本かというと、AIが迷子になる「3大原因」を先回りして潰せるからです。
誰の立場で書けばいいか分からない(→Roleで解決)
何をすればいいか曖昧(→Taskで解決)
どんな形で出せばいいか不明(→Formatで解決)
この3本のネジさえ締めておけば、AIは大きく外した回答をしないようです。(と言うのは、まだ確信が持てません。)
逆に言えば、AIの回答がイマイチな時は、だいたいこのどれかのネジが緩んでいます。
いちいち打つのは面倒くさい
しかし、理屈は分かっても、毎回キーボードで
#役割:
#タスク:
#形式:
と打ち込むのは、正直めんどくさいです。
メモ帳にテンプレートを作っておいて、毎回コピー&ペーストするというのも試しましたが、いちいちウィンドウを開いて探すのがまどろっこしい。
現場で「ドライバーどこだっけ?」と工具箱をひっくり返しているようでは、二流の仕事です。
そこで、あるアイデア(読者様からの提案)を試してみました。
「パソコンやスマホの『辞書登録』を使えばいいんじゃないか?」と。
これぞ「デジタルの腰袋」
やってみました。
パソコンの「単語登録(辞書ツール)」と、スマホの「ユーザー辞書」に、以下のような「型」を登録するのです。
よみ: あーる(またはrtf)
単語(内容):
# 役割:肩書き・立場だけ(修飾語NG、長文NG)
# タスク:動詞+対象+制約(抽象語NG)
# 形式:見た目 or 用途のみ(装飾・説明NG)(改行が登録できない環境では、スペースで区切って登録し、呼び出した後に改行して整えます)
すると、どうでしょう。
これ、めちゃくちゃ便利です。
思考を止めずに、サッと型を出して、中身を埋めるだけ。
感覚としては、腰袋のいつもの位置にドライバーが差さっていて、手元を見なくてもスッと取り出せるあの感じです。
道具の配置
一番使う道具を、一番取り出しやすい場所に置く。
いままで、それなりに辞書登録は使っていましたが、何を登録したのか忘れてしまいことが多かったです。このAI用の辞書登録は日々使うので忘れることはないでしょう。
教えて頂きまして、ありがとうございました。
