私の好きなカバーソング(147)「I Can't Get Started (言い出しかねて)」ソニー・ロリンズ、エラ・フィッツジェラルド、ミシェル・ペトルチアーニとステファン・グラッペリ、ジョン・ルイス、デューク・エリントン
1936年に米国でミュージカルのために書かれた曲です。この曲を知ったのはモダンジャズのレジェンドにしてテナーサックスの巨人、ソニー・ロリンズ(1930- )さんのヴィレッジ・バンガードでのライブ盤(1957)です。豪快でスリリングな演奏が続く中、ほっとひと息つくようなバラード演奏です。
曲の歌詞は自分のしたことや優れた点を数々列挙し、自分がいかにすごい奴であるかを吹聴します。それなのにあなたとうまくいかないのはどうしてだ?というもので、こんなに素晴らしいオレ様なのに、愛する人の心をつかむことができないという内容です。自分のしたこととは、世界中を飛び回りスペインの革命を決着させたり、女王様と食事をしたり、映画の主演依頼がきたりゴルフの腕前がプロ並みだったり、北極にも行ったりで大風呂敷ばかりのホラ吹き野郎なんですが。
曲の邦題は「言い出しかねて」とされてますが、「(好きな人と恋を)始めることができない」という意味だと思います。似たようなタイトルで、イーグルスの「言い出せなくて」という渋い名曲がありますが、こちらは、「うまく言えない(説明できない)」という意味合いですね。
エラ・フィッツジェラルド(1917-96)さん、1961年のアルバムからです。
ジャズピアニスト、ミシェル・ペトルチアーニ(1962-99)さんとジャズバイオリニスト、ステファン・グラッペリ(1908-97)さんというフランス人同士の共演アルバム(1996)からです。このアルバム、明るく楽しく躍動していて大スキです。
ジャズピアノの大御所2人の名演を。
モダンジャズカルテット(MJQ)のピアニスト、ジョン・ルイス(1920-2001)さんの
1956年のアルバムです。上品で優雅なスイングがイイですね。
デューク・エリントン大先生(1899-1974)、1961年のアルバムからです。
