私の好きなカバーソング(189)「Bewitched、Bothered and Bewildered」アート・ペッパー、ブラッド・メルドー、クリスチャン・マクブライドとエドガー・メイヤー、エラ・フィッツジェラルド、シニード・オコナー、アニタ・オディ
スタンダードとなった名曲を量産した黄金ソングライターコンビ、リチャード・ロジャースさん作曲、ロレンツ・ハートさん作詞により1940年にミュージカルのために書かれた曲です。タイトルのbewitchedは”魔法をかけられて(心を奪われて)"、botheredは"気を揉まされて"、bewilderedは"困惑させられて"という意味になります。タイトルは「Bewitched」と省略されることも多いです。恋に溺れ悩み、困惑し葛藤する女性の気持ちを表す曲です。彼は冷たかったり、自分のことを笑ったり、けっして優しくないけど、それでも彼のことが好きで混乱するバカな自分を自嘲気味に歌います。
この曲を知ったのはアート・ペッパー(1925-82)さんのアルバム「Modern Art」(1956)です。ペッパーさんの人生はドラッグとの闘いだったのですが、全盛期の名盤です。
この曲を特に気に入ったのはブラッド・メルドー(1970- )さんのピアノトリオのバージョンを聴いたからです。アルバム「Songs: The Art of the Trio, Vol. 3」(1998)からです。
ジャズベーシストの第一人者クリスチャン・マクブライド(1972- )さんとエドガー・メイヤー(1960- )さんのウッドベース奏者同士のデュエットアルバム(2024)からです。メイヤーさんは主にクラシック畑の方らしいです。
豪華女性シンガー3人のバージョンです。
エラ・フィッツジェラルド(1917-96)さん、アルバム「Ella Fitzgerald Sings the Rodgers And Hart Songbook」(1956)からです。エラさんの歌には安心感や母の愛的なものを感じます。大げさでしょうか。
アイルランド出身のシニード・オコナー(1966-2023)さん、アルバム「Am I Not Your Girl?」(1992)からです。オコナーさん、プリンスやエルトンジョンのカヴァーも素敵でした。
アニタ・オディ(1919-2006)さん、アルバム「Swings Rodgers And Hart」(1960)です。オディさんの声がバックのストリングスと見事にフィットします。
