私の好きなカバーソング(199)「I Didn’t Know What Time It Was (時さえ忘れて)」ソニー・クラーク、サラ・ヴォーン、ブラッド・メルドー、マル・ウォルドロン、ガル・コスタ、セシル・マクロリン・サルヴァント
1939年のミュージカルと翌年の映画の挿入歌で、前回の「Spring is here」と同じくリチャード・ロジャースとロレンツ・ハートの名コンビの作品です。このコンビの作る曲、どれも素晴らしいです。多くのビッグアーチストたちにカヴァーされてます。今回もレジェンドの名品ばかりで選ぶのに悩み、ピアノジャズと女性ボーカルを中心に紹介します。
曲を知ったのはソニー・クラーク(1931-63)さんのピアノトリオです。1958年のアルバム「Sonny Clark Trio」からです。ジャケットアートを含め「これぞブルーノート」の作品です。
歌詞の概要は、”21歳のとき、十分大人だと思っていた
よく遊んだけど純真じゃなく、自分は賢いと思ってた
いま思うとバカだったわたし”
というヴァースが曲によってはあります。それに続いて本編は、
あなたと出会って恋に落ち、あまりに夢中になって
今何時かも分からなかった
・・・ ・・・
そして今 私はやっと「時」というものを知った
最後のフレーズは、私が大人になったのか、愛が冷めてしまったのかはわかりません。
サラ・ヴォーン(1924-90)さん、1982年のアルバム「Crazy And Mixed Up」からです。
素敵なピアノジャズを2つ。ブラッド・メルドー(1970- )さんの1997年のトリオアルバムとマル・ウォルドロン(1925-2002)さん、1960年のアルバムです。マルさんの吶々とした黒いピアノはやみつきになります。
最後に歌姫2人の作品です。ブラジルのカリスマ姉御歌手、ガル・コスタ(1945-2022)さん、アルバム「Plural」(1990)からです。ヴァースから入ります。
セシル・マクロリン・サルヴァント(1989- )さんは現在人気実力ともNo.1女性ジャズシンガーではないでしょうか。この方はnote仲間のgroove_PICさんからケイトブッシュの「Wuthering Heights」のカヴァーで教わりました。MVは2013年のアルバム「WomanChild」からです。新作アルバム「On Snap」もイイです。
