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私の好きなカバーソング(140)「How Long Has This Been Going On?(いつの頃から)」デクスター・ゴードンとハービー・ハンコック、キース・ジャレット、オードリー・ヘプバーン、エラ・フィッツジェラルド、スタン・ゲッツとチェット・ベイカー、ブラッド・メルドー

1986年の映画「ラウンドミッドナイト」を先日配信で観ました。ジャズの巨人、バド・パウエル、レスター・ヤングをモデルにした映画です。主演はテナーサックス奏者のデクスター・ゴードン(1923-90、役者じゃないのにすごい名演!)でハービーハンコック、ウェインショーター、ボビーマクファーリンらジャズレジェンドたちも出演し、演奏場面も多いです。
アルコール依存の主人公がパリに渡り、主人公を神のように尊敬するファンの若者との交流が描かれます。若者の献身的な援助で酒を断ち身綺麗になって、ニューヨークのジャズクラブに凱旋し、この曲が演奏されます。

この映画は公開された頃に一度観ましたがこの曲はノーチェックでした。曲を気に入ったのはキースジャレットさんやブラッドメルドーさんのピアノ演奏を聴いてからです。
キースのスタンダーズトリオによるブルーノートでのライブ盤(1995、CDでは6枚組!)からです。美しいメロディーをキースが一音一音慈しむようにやさしく奏でます。

1928年、ミュージカルのために名曲量産のガーシュイン兄弟が書いた曲です。
映画「パリの恋人(Funny Face)」(1957)では、本屋の店員役のオードリー・ヘプバーン(1929-93)がフレッド・アステアからキスされて、うっとりと夢見がちに歌います。歌詞は、キスを受けて、背筋が凍るような何とも言えないスリルを感じた女性が、”いつの間にこんなことになってしまったの?(How long has this been going on?)”と述懐するんですが、歌詞にはいくつかのバージョンがあるようです。
よく使われてる邦題の「いつの頃から」はしっくりこないですね。

女性シンガーによるカバーがたくさんありますが、エラ・フィッツジェラルドさんが最もよく知られているようです。1959年のアルバムからです。

スタン・ゲッツさんとチェット・ベイカーさん、両巨頭による1983年のストックホルムでのライブです。2人とも晩年と思いますが、とてもきれいな音色に驚きます。

これは外せない、というのを最後に紹介。ちょっと長いですが。ブラッド・メルドーさんのソロピアノライブ「Live in Tokyo」(2004)からです。


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