【無知学】「報道しない自由」を、学問として解釈すると……
SNSの発達で有名になった「報道しない自由」
大手メディアは株式会社なので、株主の意向を無視できません。だから、事実を知っていても「報道しない」ことがあります。この「報道しない自由」を学問として解釈する「無知学」、ご存知ですか?
今や、ジョージ・オーウェルの描いた「1984年」のディストピア世界のように、無知こそが力を誇示している。私たちに知識をではなく無知を植え付けるために、情報が生産され、拡散され、操作されている。まさに無知が世界を回しているといっても過言ではないのだ
「無知」を種類分けすると
意図的な無知
非意図的な無知
有徳な無知
戦略的無知
この他にも、研究者が「こんな見方もある」みたいな感じで分類しています。冒頭でネタにした「報道しない自由」は、この分類だと 1.意図的な無知 と 4.戦略的無知 ⬇️
ウィキペディアの「マールボロ」や「メビウス」などといったタバコの銘柄の項目に、本当のことを加筆してみるといいだろう。それらはあっという間に削除されるのだ!
こんな感じで、今まで
「まさか、こんなことないよね?と思わされてきた事」
「一部の人しか知らなかった事」
「わざと一般人には知らされてこなかった事」
こんな事が「無知学」として、学問的に論じられています。
その中から、ここでは「放射能」「陰謀論」について無知学を通すとどんな感じになるのかご紹介します。
アメリカの圧力に屈した「放射能研究」
戦後、広島でオオイヌノフグリ変異花に関する研究があったそうです。
五弁花(通常は花弁四枚)が高頻度で出現する系統が目をひいた。この変異が原爆で引き起こされたなら、原爆後五年が経っていても爆心地で高頻度に見つかるのではないか。
この仮定の下、研究者が3年間調査したら「その通り!」という結果を得ました。それを英語の論文にしたところ
論文は一旦アクセプトされたが、ABCC遺伝部長のダンカン・マクドナルドの批判的なコメントにより撤回され、出版はされなかった。
その後、この研究は
細かかった区分けを「大きくする」
英語ではなく「日本語で発表」
「目立たないタイトル」で「欄外にだけ広島の文字」
こんな「無害化」を施された末、発表されました。こういう事が現代でも、食品添加物、農薬、医薬品分野などで行われています。
無言の圧力をかける
あと、放射性物質に関して意図的な無知をつくり出した例として⬇️
この本は、ビキニ環礁での核実験による被ばくは「第五福竜丸だけではなかった」という事実が、いかに潰されていったか。その過程をまとめた原作をマンガにした本です。
私たち喋りとうないがですよ
こんなこと喋ったって何もないだけやし
漁師も被ばくを公にされると魚も売れんし
漁協も成り立たんし
地域も成り立たんからね‼
経済的な圧力で「口封じ」
今でもありますよね~
こんな感じで、現場の漁師は何の補償も受けず、何も話さないまま放射線の影響で死んでいきました。が、後日「日本鮪鰹漁業挙動組合連合会に慰謝料が支払われていた」ことが判明。それを漁師はまともに受け取っていなかった。
今ならSNSで大炎上しそうなネタです。
難しい感情を学問的に表現するのって、大切
一般人が「これって、口封じされているんだ」って気がつくのって大切ですよね。たとえば「陰謀論」も⬇️
学者は往々にして、陰謀論者は十把一絡げに何らかの心の病にかかった人たちだとみなすが、本来ならそれぞれが陰謀としているものは、それぞれの事例ごとに検証されるべきものだ。無知学は陰謀論過ぎるという声も聞くが、それも本来ならば経験によって確かめられるべき問いではないだろうか。結局のところ、いくつかの陰謀は本物なのだから。
私もYouTubeで「陰謀論者」と言われたことがあります。ただ、その発言をした人は、知らないことを「陰謀論」とまとめることで無思考になっているだけ。無思考は楽ですが、自分に対する見方を変えて「何者かに口封じされている」と気がつかないと、いつまでも真実に近づけません。
学問として体系化するのって、大切
あと、科学に携わってきた者として思うのは、「科学的な見方」と「倫理的な見方」って、両方同じぐらい大切という事。
たとえば、生物の設計図「ゲノム」がちょっと変わることによって体調不良になることがあります。一部の研究者は、それを治療に使うのではなく「人間をデザインする」のに使用
この子たちの場合は「エイズに感染しないようにする」というゲノム編集を施されたらしいですが……
そもそもゲノムって、塩基配列は分かっているけど「それがどう働くのか」は、人間が設計したわけではないので「不明」。だから「勝手にいじっていいの?」と、話し合われていたんです。
無知学によると、こういう「倫理的にどうよ?」というネタは「有益な無知」ということで、これ以上の応用を控えるという線引きがされています。そういう「線引き」は、特許やノーベル賞など「お金」「地位」「名誉」が絡むと、科学者には受け入れるのが難しい💦 だから、科学者の暴走に対して「倫理的にダメ」というのは大切だと思うんです。
こういう「一連の心の動き」「倫理観」を学問的に表現したのが「無知学」
今の時代、こういう概念を知っておくのは大切かもしれませんよ👍
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