【それホント?】海外で安い日本米が販売されている「裏事情」
最近「海外で日本の米が、安く販売されている」という情報を目にしました。それが本当かどうか、私は海外に行かないので確認できないのですが、情報を提供してくださった方がいらっしゃいました!
DMを頂きまして「写真も私の書いた文章もお好きなように使ってください」との事でしたので、写真を使って事の真相を調べてみたんです。
その結果、分かったのは、米が大量に余っていた時に、それをどうにかしようと模索する
農家・農協・農林水産省の姿
まず、サムネイルにもしている「海外で出回っている安い日本米」は、カナダのコストコで販売されている「全農のコシヒカリ ははなる」というお米。
この米をネタにして発信されている方が3人いらっしゃいました。
コストコで日本産のコシヒカリ売ってます。なんとアメリカ産の米より安いんです。さすが円安。。#カナダ pic.twitter.com/dONDHWtPHi
— 🇨🇦TOLOCO TOURSのももかだよ! (@tolocov) June 14, 2024
全て「カナダのコストコ」で、最新でも2024年6月……つまり「米騒動の前」
この中でも、最後のブログを読むと
新米のカルローズは結構美味しいと思います。新米にはNEW CROPのシールが貼ってあります。
という記述があります。それなのに、写真の日本米にはシールがない。つまり「この米は2023年産米ではなく、それ以前に収穫された米」という可能性が高くなります。
コロナ禍でコメ余り
実は、2021~2022年は「コロナ禍」により外食産業が大打撃。米が余って大変なことになっていたんです。
(2021年)6月末時点の主食用米の民間在庫は 前年同期比で6%増の219万トンとなり、米価に影響を与えるといわれる200万トンをこえた。また、全国農業協同組合中央会(JA全中)は今年3月末、来年6月末にはコメの民間在庫量が253万とんにのぼる と試算している。
こんな感じで、コメの余剰在庫を抱えた農協は、輸出に活路を見出そうと 模索しはじめました。
その動きを、農林水産省も支援
これは、2025年2月農林水産省が発表した「⽶の輸出をめぐる状況について」という資料です。
https://www.maff.go.jp/j/syouan/keikaku/soukatu/kome_yusyutu/attach/pdf/kome_yusyutu-640.pdf
その21ページを見ると

「全農 コシヒカリ ははなる」のポスターが見えます。
このページを読んでわかるのは、2022年の実績はゼロだけど、全農がPR活動をした結果、2023年には、カナダに「ははなる」が443トン輸出・販売され始めた、という事。
おまけにそれは、古米や古古米(でしょうな)。
それを見つけたネット民が「農協が日本米を輸出、消費税還付で利ザヤを稼いでいる」と騒いでいるわけです。
コレも動画にしています。
こういった「都市伝説」に惑わされないよう、注意しましょうね。
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