「帰る」ということ
2025年7月30日
朝早く起きて、実家から荷物を運び出す。軽トラなども借りず、実家の車を総動員。幸い、実家から引っ越し先まではそれほど遠くなかったのでなんとかなったが、父に多大な労働を強いてしまった反省が強くある。
なんというか、父は僕に対して、あぁしろこうしろとは言ってこないものの、なんとなく「自分で決めたいフィールド」があるらしい。車の運転とかがまさにそうで、子どもにはやらせない、だから自分で計画を組んでやっちゃう、という感じ。今回の引っ越しは、まさにそのフィールドであったようで、どうやって大きい荷物を効率よく運ぼうか、と工面してくれてしまっていた。もちろん僕自身も色々と考えはあったわけだが、父がある種一方的に進めてしまったので、あとでそれはちょっと、、みたいに口出しすることもできず、淡々と引っ越しは進んでしまった。まぁなんと都合のいい父か。とはいえ、僕自身が自分の足で立つための引っ越しを父にやらせてしまったのは、本当に本末転倒というほかないと感じている。
まぁ何はともあれ、朝早く始めた分、夕方前には引っ越しも終わり、友人も訪問してきたりした。生活に必要なものを買い込んだりしていたら、エアコンから水漏れが!エアコンの下に机を置き、そこに研究で使う重要な書籍があったため、その数冊はびしょびしょに。。
結局、エアコンは使え無さそう。この猛暑日に、である。この時期の電気屋は忙しいから、修理は即日とはいかないだろう、と友人談。本はひとまず、空っぽの冷凍庫にぶち込み、応急処置として、これは実家に帰った方が無難だね、という話になった。
あまりに情けない。実家を出たその日に実家に帰る。帰省RTAがあれば、かなりいい記録になりそうだ。とはいえ、背に腹はかえられぬ。結局友人と電車に乗り込み、実家の前まで帰った。ところが、内側からかけるロックがかかっており、家に入らない。弟を電話で呼び出せば入れるだろうが、何とも情けなくて、そんな気にもなれなかった。
これは儀式だ。敢えて電車で一回帰って、実家を一目拝んだところで、これが本当の「実家からの離別」ということにしよう。そう思い、実家に別れを告げて、さっき来た道で電車に乗って、引越し先へ戻った。近所の銭湯に行き、汗を流したら、心なしか夜風が気持ちよかった。これなら眠れるかも。帰宅して、エアコンの水漏れ対策を施して、短めにタイマーをかけてエアコンを入れ、扇風機で拡散した風に任せて、眠りにつく。今日は長い一日だった。ちゃんとここに「帰ってきた」。それでよかったと思う。
