なぜ「地方公務員」を目指したのか
1月の年明けを迎えた大学3年生の多くは、「就活がいよいよ始まるな・・・」、「不安だな」などと思っているかと思います。
かく言う私も、当時は期待と不安で一杯でした。
今となっては、政令市の地方公務員の10年目となりましたが、当時の私に今の私を想像することは出来なかったと思います。
紆余曲折ありながらでしたが、悩みもがきながら選んだ「地方公務員」という道について、振り返りたいと思います。
「何になりたいのか」・「何をしたいのか」
大学3年生の当時、私は公務員になるのか民間企業に就職するのか、非常に悩んでいました。
初めて持った将来の夢は「宇宙飛行士」でしたが、それは単に宇宙が好きだったためです。
その後、小学校高学年になると、課題図書で読んだ杉原千畝さんの話に感銘を受け「外交官」、そして「公務員」という仕事に興味を持つようになりました。
その思いを持ちながら大学に入りましたが、公務員になるのか否かの意思は揺らいでいました。
大学2年生でインターンシップに行き、様々な民間企業の職場に行くと、それも少し面白そうだなと思い始めていました。
その中でもIT分野に将来性を感じた私は、IT分野について研究できるゼミに大学3年生の時に入りました。
会社員か、公務員か
ゼミでの研究は刺激的でした。
私はIT技術が様々な分野で革命を起こしていることに興味を持ち、大学3年生の時にはビジネスコンテストに出場、そして他大学の先生や民間企業に協力を得ながらアプリを開発するなど、精力的に活動しました。
しかし、そんな挑戦と同時に、「自分で起業するというよりはITインフラ企業に中で変革を起こせる働きをしたい」と思っていました。
また、そんな中で内閣府の国際交流事業にIT分野の面で関わる機会があり、こで日本や各国の公務員と話をすると、行政としてのIT分野における社会変革にも興味が出てきました。
公務員試験は大学4年生から始まることを受け、私は先に民間企業をいくつか就職活動してみることにしました。
「NTT」や「楽天」など様々な大手企業を受けてみて感じたことは、「私は変革のその先にいるよりは、頑張る民間企業をバックアップする社会体制を構築したいのだ」ということでした。
中には内々定までいただいた企業もありましたが、実は国家公務員にもなりたい旨を相手型に告げると、「是非その分野で頑張って欲しい」と励みの言葉をいただいたこともあり、私は国家公務員を目指すようになりました。
公務員試験の挫折と新たな光
しかし、勉強し始めが遅かった私に待ち受けていた現実は甘くなく、国家公務員試験は不合格でした。
いよいよ卒業が待ち受けています。
周りは就職先を見つけている中、私は引き続き国家公務員を目指すことにしましたが、勉強ばかりでは折角の時間が勿体無いと感じ、時間的に余裕がある派遣型で民間企業に勤められないかと考えました。
私が派遣されたのは都内の大学附属歯科病院でした。
そこの総務係として働き始めた私は、勉強の傍で、日々送られてくるメールや郵送書類の処理をしていました。
そこで知ったことは、大学病院のような大きな施設が身近に関わる行政は、国よりも特別区など「地方自治体」であることでした。
地方公務員は考えていなかった私でしたが、「地方自治体はどのような仕事をしているのか」、興味が出始め色々と調べることにしました。
しかし、都道府県や特別区といった特別地方自治体を見てみましたが、どうも将来の発展性を感じられず、国から与えられたルーティンを日々こなしているように感じられました。
政令市の魅力
そのような中、出会ったのが政令市でした。
各都市を調べている中、ふと頭の中に両親とのある会話が浮かびました。
父親が設計関係の仕事をしており、私の家族はいわゆる転勤族でしたが、その中で唯一定住し何かあれば父親だけ単身赴任しようとを決心し、マンションを購入した都市がありました。
その決心の裏には、「都内にも近く自然も豊かで、当時産まれたばかりの私の子育てもしやすい環境にあった」ことが影響したようです。
そも話を思い出し、その都市について調べてみると、その市既に周辺都市と合併しており、現在は政令市であることを知りました
「ITで社会に変革を起こすためには、国家公務員として省庁で働かないといけない」と思っていましたが、もしかすると本当に私がしたいことは、「ITなどのツールを通して社会を豊かにし、それを身近な人に実感してもらいたい」なのではないかと思いました。
「ITで何かをしたい」のではなく、「社会を豊かにしたい」でもなく、「身近な人々に幸せになって欲しい」であると気づいたのです。
そこからは地方公務員試験の勉強に焦点を当て、縁あってその政令市の試験に合格し、採用されることとなりました。
5 将来どんな人間になりたいのか
実は、地方公務員試験に合格した時、私は派遣先の大学病院でもキャリアを積み、新たに病院長秘書の仕事もするようになっていました。
仕事ぶりは散々であったと思いますが、病院長は私のことを評価してくれ、派遣ではなく正社員としてどうか」という話もいただいておりました。
そのような中、地方公務員になりたい夢と、その試験に合格したことを病院長に伝えると、病院長は大変喜んで、「地方公務員は私に向いていると思う、是非頑張ってまた別の形で一緒に仕事をしよう」と言葉をかけていただきました。
何がきっかけで将来どうなるかは分かりませんが、私が信念に持っていたのは、「自分は将来何がしたいか」でした。
「折角の一度きりの人生。何か自分で終末に納得できることをしたい」という思いの元、いつ何時も、そんな豊かな人生を夢見て、宇宙飛行士や外交官、IT企業や国家公務員と職種は変われど、その軸はブレずに持っていました。
職業はそんな自分になるための手段やきっかけに過ぎません。
大切なことは自分の信念であり、そのことを忘れずに今も地方公務員として働き続けています。
次回は、そんな地方公務員の仕事を紹介したいと思います。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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